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最近、WOWOWでイニエスタのインタビューを見ました。
彼らレベルでも、試合に負けた日は悶々として眠れないという。徹夜で次の日を迎えるそうであります。一流プロのメンタルであっても、悔しいものは悔しいのです。
レアル3-1バルセロナ
最悪のクラシコを終えたイニエスタは当然、一睡もできなかったでありましょう。
心配です。イニエスタ。
30歳を迎え、腕にはキャプテンマーク。責任感が、重圧に変わってしまっているのか。
何より、人を喰ったようなプレーがない。相手の逆を突くようなプレーがない。
これは、バルサ全体にもいえる現象です。
相手が絶好調のレアルだから仕方ない?それは理由になりません。
レアルだからこそ、バルサはそういうプレーに拘って勝ってきた。レアルが相手だからこそ、バカにするようなプレーをするのです。
ゴールにばかり焦るネイマールとスアレス。それを抑えようとメッシ、シャビ、イニエスタの古株がショートパスで時間を作ろうといてみるものの、それが周りには、ただのスローダウンに見える。コンビネーションが分断されてしまっている。
深刻であります。
ボールロストで3点目の原因になったイニエスタは、筋肉系のケガで途中交代となりました。
心配だ。
カウンター=速攻で、バイエルンとレアルに蹂躙されたビッグマッチでの残酷な記憶が彼らから楽しむプレーを奪っている気がします。
奪われたら失点してしまうというトラウマ。残念ながら、さらに今回のクラシコで深くなってしまった。
カンプノウでの再戦。
そしてCLでの勝負所。
ルイスエンリケは、あくまで今までのバルサを貫いて戦うのか。それともスアレス、ネイマールを前面に出したゴリゴリ系の戦いにシフトするのか。
こだわれば、過去数年と同じ失敗の繰り返し。
変わったならば、クラブ理念への裏切りと言われるでしょう。
でも、トラウマは勝つことで、忘れ去るしかない。
さあ、どうする?
カンプノウでの折り返しは、バルサにとって決死の戦いになる。
その時に、笑って、楽しそうに、イニエスタはプレーしているでしょうか?