選択肢

人生、ああしていれば、こうしていれば。

お笑い芸人のバカリズムが構成し、竹野内豊が主演する「選タクシー」。

迷った時にタイムスリップして、選択肢を変えられるというドラマです。

今週は、宝クジの話だったのですが、それを、ボーッと眺めていて思い出したのが、10年以上前に、サッカー観戦で訪れたイタリア旅行の出来事。

掻い摘んで言うと、

現地でトトカルチョが当たったのです。当たってしまったのです。

ミラノで買って、ローマで照合したら、びっくり仰天。一つ外れじゃないですか。

ここで、タイムスリップ。
実は購入の際、こんなやり取りがあった。

レジで、購入しようとしたら、若い店員さんが私に

「tant…こんなに買うの？」

とたしなめる。
言葉も分からないのでパニクりました。だから、ノー。とりあえず取り消した。

もう一度購入金額を抑えるように、似たような買い目で書き直して、購入したのが、当たった訳であります。

今でも、思う。あのまま、店員さんの言うことを聞かず、お金を払っていたら、私、億万長者になっていたんじゃないかしら。

逆に言えば、当たっていなかったともいえますが。

ちなみに、私の当選金は、イタリア製の革張りソファに変わった。それなりの額。その程度の額。

でも、もちろん、凄い嬉しかったし、すんごい興奮しましたが。

あの時、ローマダービーでローマのキャプテンを務めていたトッティは、今もローマのキャプテンで、

あの時、途中出場した中田英寿は引退して旅人になっている。

改めて言う必要はないですが、

やっぱり人生は、一つだけ。

だから、しっかり考えていきましょう。

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パッと閃いてしまったので、提案させていただきます。

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【コンサルタント略歴】
小学校4年からサッカーを始める。今年で、サッカー歴は28年。埼玉県高校総体ベスト8。38才、今だ現役続行中。コーチ歴なし。サッカー観戦歴は、イングランド×2、スペイン×4、セリエA×4。WOWOW、スカパーには15年以上フル加入。好きな監督はペップ・グアルディオラ。好きな選手はセスク・ファブレガス(チェルシー)。

蹴球

だいたいサッカーは、持つものと持たざるもののせめぎ合いになったりします。

東邦vs旭丘

サッカーの愛知県、高校サッカー選手権準々決勝。

この試合は、どちらも持つことを拒むような戦いでした。

その、素振りすら見えなかった。
やれない、ではなく、やらない。
もしくは、指導者が、やらせないのか。(結果は東邦1-0旭丘)。

持つとは、ボールであり、主導権。

でも、彼らは自らそれを放棄しようとする。

少しプレッシャーが掛かっただけで、ラインの裏にバーン。

グランダーのパスで、繋げる場面なのに、わざわざ浮かせて、味方と敵に五分五分なパスにしてしまう。

もちろん、負ければ終わり。
選手権予選は、断崖絶壁の戦いだから、仕方ないと言う意見はあるでしょうが。

でも、もし、そこで勝っても、持たざるサッカーでは全国では通用しない。その先のカテゴリーでも、もちろん成功しない。

ちょっと身体能力が高かったから。
ちょっと脚が速かったから。
勝った理由は、それだけ。

昔、昔、酒席でご一緒させてもらった元Jリーグ監督が、私に言った言葉が、頭の中をグルグル廻る。

君らが高校で、やっていたのは蹴球だ。
フットボールではない。

その時から10年以上たった今、その言葉の意味がよく分かる。

本当にサッカーが好きな青年達にこそ、早く気付いて欲しい。

素晴らしいサッカーで野洲が選手権を制覇したのは幻だったのか？

指導者が間違っている。
そんな指導者しか作れない、サッカー協会が間違っている。

そうとしか、考えられない。

長い間

大きなコンサート会場で、自分にスポットライトが当たったら…

あなたはどうなるでしょう？

私は…右往左往しました。あ～恥ずかしかった。

Kiroroのライブに家族で行きました。
ライブの中盤に、よくありますよね。みんなで、同じメロディを歌おうよ、的な企画。

南国のリズムに乗って、

♫ちゅっちゅっらちゅらら、ちゅらららら～らら

2回を繰り返した後、突如、となりの6歳の次男が壊れました。楽しくなってしまったのか。

大声で、高音で叫ぶように歌ってしまった。

♫ちゅっちゅっらちゅらら、ちゅらららら～らら

おいおい、やり過ぎたぜ。

嫌な予感がしました。

ボーカルの方が反応した。

いいねぇ。元気だねぇ。

さらに、質問は続いてしまった。

お名前は？

えっ、うそ。

その時、私の家族にはスポットライトが、当たった。カーッて当たっていた。

たぶん。そんな気がした。

子供というのは、そこからがズルい。急に恥ずかしくなるのです。答えない。親の陰に隠れる。

無理やり、体を押し出して言わせたけれど、その声はKiroroには届かない。

どうにもならないから、誰かが名前を答えないと、この場が収まらないですよね。

おい、嫁、行けよ。
視線を送る。
でも、無視。さすがだねぇ。ズルいよ。

この間、数秒の出来事。
なのに、長い間(あいだ)ならぬ、長い間(ま)

意を決する。

だから私が名前を叫んだ。

◯◯◯◯です。

何だ、この空気。
良かったのか。うまく収まったのか。だから嫌だったんだよ。
何だよ、この空気。




その後のコンサートは余り覚えておりません。

会場から出たあとの脇汗には、自分でも驚きました。

夢か現実か。
不思議な不思議な金曜日。


【注】写真はKiroroファンの方のブログに取り上げられてしまった、次男の様子です。