4位

私は、銀メダル、銅メダルが好きではありません。

戦いに臨む時、1番を目指さないアスリートがいるでしようか。

もしメダルをとったら、色に限らず、テレビや新聞でチヤホヤさてれ、お金も少しは得て、その後の仕事、人生も保障されるかもしれません。

でもそのために、もし始めから３位を狙う人がいたら、その人をアスリートとは呼べません。

上村愛子４位。

掛け値なしに、彼女は格好いい。
それで、いいのではないでしょうか。

あの攻めの滑りは、きっと、頂点を狙ったものだと思う。そう1番を。


上村愛子は格好良かった。
それで、良くないですか？

一番、嬉しかったこと

休みの日、小学校2年生の息子と一緒にベッドに入ると、ふと、こんなことを言われました。

パパ、夜眠る時、今日一日で一番嬉しかったことを思い出すとよく眠れるんだよ。

おいおい、いいこと言うなぁ。
なんでも、保健室にそんなことが書いてあったそうで、あります。

この冬、引っ越しで小学校を転校することになってしまい、いらぬストレスを彼には掛けていたから、その言葉には、一層、涙腺が緩くなりました。きっと彼も実践しているのでしょう。すまないなぁ。

今日、一番嬉しかったこと。

それから数日間、息子の教えを実践してきた私ですが

仕事に追われる生活が続くと、正直言って、あまり思い浮かばない。いいことなんて、そうないなぁ。

なんて、寂しい人生でありましょう。

それでも、探します。38歳なりに探してみます。

そういえば昨日は、こんなことがあった。

最寄りの駅で最終電車を降り、コンビニのレジに並んでいると、前の女性が10円玉をポロリ。思わず拾って渡すと、何度も何度もお礼を言われた。そんなに大したことしてまへんが。

でも、そんなことを何となく思い出して、ベッドに入ると、あら不思議。あっという間に爆睡となりました。

今日、一番嬉しかったこと。

それが、起こるのを待つのでなく、自ら毎日、作り出すことが、保健室の教えだったのかも知れません。