1、野球がやってるか分からない
まず、最寄りの駅が名古屋駅や栄といった中心部から遠い。飲み屋代わりの選択肢にはなり得ない。岐阜や三重から来る人は、特にナイターは大変だ。もちろん直通バスなんか気の利いたものはない。
ナゴヤドーム矢田駅を降りるとドームへの客の流れも微妙だ。人が多い方についていくと、球場ではなく名城大学に行ってしまう。みんなユニホーム着てないし。
2、球場までに盛り上がる術がない
ドラゴンズロードというのが地下鉄駅にはあるが、1年間変化なし。選手名鑑が飾らているだけ。別にインスタスポットがある訳ではないし、照明も薄暗い。ここから、さぁ応援だ、とテンションが上がる人がいるのだろうか。
球場横の特設ステージは、なんのイベントもなく、深夜の公園のよう。グッズショップはあるが、バイト風の店員がやる気なさそうに接客しているだけで、全く購買意欲はそそられない。
3、チケットが買いにくい
まるで罰ゲームのようだ。多くのファンがアクセスする正面売り場はなぜか閉鎖。三塁側のビジターチーム側まで歩かされる。係員に聞いたところ、明確な理由はないと言う。ドラゴンズ側のチケットを買えばドーム半周分は歩かされる。さらにびっくりしたのはクレジット決済は不可で現金のみの対応だという。じゃーいいですー。オダギリジョーの顔が思い浮かぶ。たまたま通り掛かって、財布にお金がなかった人は、サヨナラだ。きっともう来ないだろう。
4.全てが高い
https://dragons-ticket.jp/SeatMapNGD.aspx
内野SSは7000円だ。平日だったらそれなりのキャバクラにだって2時間は行けるだろう。しかも飲み物は別料金。ビールは一杯700円、ハッピーアワーに慣れているおじさんからしたら、もはやボッタクリの域だ。コロナの影響でカップの移し替えすら禁止になった。熱を計られ、マスクを強要され、安酒もちこめない。もはや入る意味はあるのか。
5.なんか場内がダサい
音楽のチョイスも男性ナビゲーターの進行も、萎える感じにダサい。特に外国人の登場曲は訳のわからないラップが流れるだけで盛り上がる要素が一切ない。お客さんにもう少し媚びればいいのにね。チアドラゴンズが踊る曲も80年代を感じさせる。まー場内には爺さん婆さんしかいないから丁度いいのかも。
応援歌も昭和初期のメロディーで盆踊りのようだ。唯一、高橋周平がチョイスした梨泰院クラスの挿入歌が流れた時は少しテンションが上がった。
6、スターがいない
巨人に大きく差をつけられている上に、見たい選手がいない。根尾はいつまでも二軍だし、場内が湧く時はほとんどない。井端や立浪がいた時が懐かしい。スターを〝作る〟我慢や度胸が足りないのではないだろうか。かといってメジャーから大物が来る訳でもなく、FAで人気者を取るわけでもなく。そりゃあ、シーズンチケットを買おうとは思わない。三塁コーチにいた荒木にキュンとしているようでは未来はない。
7、やる気がない
球場への道のりにある看板はヒビが入ったまま。普通、誰かが指摘して、すぐに直すはずだ。ソフトバンクでそんなことをやったら、どんだけ孫さんに怒られるのだろう。チケットを安くする試みもシーズン最終盤に入ってから。ホームランゾーンも来年やるかどうか、分からない。ナゴヤドームの演出も毎回変わらないまま。いい加減、目を覚まさないと。
12球団で一番最初に消滅するのは、中日ドラゴンズでしょう。このままなら。
きっと、自分達は大丈夫、そんな風に思ってるからこんなことになってるんだろうなぁ。
燃えよドラゴンズ