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マラカナンの悲劇。
セレソンを好きになり、ブラジルに移り住んだという、変人・沢田啓明さんのノンフィクションです。
新潮社から1500円で発売されております。
あー面白かった。
何より1950年のことを、あぶり出す訳ですから、その取材の苦労と執念には頭が下がります。
あーそういうことだったのね。
頭の中で、何度、なるほど、とつぶやいたことか。
本筋以外の小ネタが、素晴らしいです。
ブラジルのユニホームの色は、なんで黄色になったのか。
ブエノスアイレスとモンテビデオは、こんな位置関係だったんだ。
W杯抽選会に出てきたギッジャという老人はとんでもない男だったのね。
等々…オススメの一冊です。
んで、ユニホームの話です。
今回のブラジルW杯のデザインは、どうだったんでしょう?
決勝はアディダス対決で、3決はナイキ対決でした。
この2強が強過ぎて、何だかつまらなくありません?
斬新さがない。
飽きた。
プーマには、もっと頑張ってほしいし、カッパ、ディアドラ…他のお洒落メーカーにも奮起してもらいところ。
私は、1990年のドイツのアウェーユニホームの斬新すぎるデザインに衝撃を受け、高校のメインユニホームに半ば強引に採用させた過去がございます。
そうワールドカップは、世界中へのユニホームの品評会でもある。
今回のドイツのホームユニは、普通で全然かっこ良くなかったですね。
日本代表のピンクのラインも、ハッキリ言ってセンスが無かった。
かなり平均点が低いなか、個人的なMVPはオランダのアウェーですかね。
紺一色使いに、派手めの背番号。
渋いです。
デザインではアディダスより、ナイキが優っているように映りますが、これいかに。
次のフランスでのユーロ、そしてロシアW杯では、とんでもないのが見たいなぁ。
ブラジルは色を変えちゃったりして…笑。
楽しみです。