ある備品がないことに気づき、アルバイト君に新宿3丁目まで買い物を頼みました。
その10数分後。
朝のテレビでやっていたボジョレーヌーヴォー解禁のニュースを「ふっ!」と思い出し…。
即、携帯に連絡。
「ドンキホーテに寄って、ペットボトルのボジョレーヌーヴォーを買ってきて!」
しばらくして、電話…
「ペットボトルのボジョレーは、2時間前に売り切れたそうです~。2000円位のボジョレーならあるそうですけど、どうしますか?」
…とのこと。
「2000円のボジョレーはいりません。他のドンキにペットボトルのがあるかを聞いて買ってきて! 新宿はドンキが数店あるから、どこかにまだあるかもしれない…」
折り返しの連絡がないところをみると…
どうやら買った様子。
靖国通り沿いのドンキに6本ほど残っていたそうです。
すんでの売り切れ直前。
税込み880円なり~!
ナイスです♪
千円切るなら飲んでみても良いと思った次第です。
『しかし、良く考えたなぁ~!』
…と感心してしまいました。
ペットボトルに入っているワインを初めて見ましたが、普通のフルボトルのワインよりふたまわりほど小さくコンパクトなサイズに感じてしまいます。
しかし、内容量は全く同じで750mlのフルボトル。
ペットボトルなら重量もかからないので空輸のコストも安く済むし、ふたまわりも小ぶりなので沢山積める。
…なので…
コストを削減した分、880円と安価な価格で提供できるそうです。
尚且つ、輸入元はドンキホーテとなっています。
ドンキってワインの輸入もしてるの?
…と僕はビックリ!
ガラス瓶よりもペットボトルのほうが安く、中身自体も高価なものではないので十分に利益もあるわけです。
『ドンキやるなぁ~!』
…と、再び感心してしまいました。
よく考えれば熟成を必要としないボジョレー・ヌーヴォーならペットボトルで十分なのは確かです。
たったペットボトルにワインを入れただけで…
一石二鳥どころではないと思います。
880円と手頃な値段、そして話題性もあるから飛ぶように売れる。
コンポーの手間もないので、レジ袋にそのまま入れられ、買った側もボトルが割れる心配もない。
問題があるとすれば飲む時の気分の問題だけでしょう。
湯飲みや茶碗でワインを飲む人も少ないでしょうから…。
ワイングラスさえあれば全く遜色なく普通のワインと同じように楽しめると思います。
グラスに注ぐ時のボトルの重みがないのと…
ペットボトルだからペコペコするのは確かですが… ^^;
紙箱入りのバッグインボックスよりも気分は良いかも…
とも思います。
一石五鳥くらいのご利益があるかのように思えてきます。
今年は、50年に1度の最高の出来だとテレビで言っていましたが…
肝心の中身の味は、やはりボジョレー・ヌーヴォーでした。
880円で解禁日にボジョレー・ヌーヴォーを飲んだというだけで満足に値するのは確かです。
千円を切ると素直に収穫のお祭りだと割り切れるというのも不思議 (^_-)-☆
飲んだスタッフの反応は、料理にも使っているサンジョベーゼのほうが美味しいと言って、ワングラス味見しただけで手を出しません。
『比較してはいけないものだよ~!』
…と諭しても…
やはりそこには無理がありますね。
ちょうど『和牛ほほ肉の赤ワイン煮』を仕込み中。
仕方がないので残ったワインを鍋に注ぎ込んでしまいました。
ボジョレー・ヌーヴォーのファンの方々…
お許しくだされ!
アウラには、クッキングワインなどはないのです。
普通にお客様にご提供しているワインを料理にも使っている次第です。
なので…
残ったボジョレー・ヌーヴォーも同じ運命をたどってしまいました(^^ゞ
余談ながら…
日本は毎年、ボジョレー・ヌーボー生産量の約半分近くを輸入していると未だに聞きます。
…ということは…
他の国にも少しは輸出されるわけですから…
本国のフランスよりも日本のほうが消費量が多いということですね。
はたまた、最近知ったのですが…
11月の第三木曜日が解禁日
すなわち昨日の19日木曜がその解禁日。
それ以前に販売してはいけないと法律で定められているのは、皆さまご承知の通りだと思います。
逆にボジョレー・ヌーヴォーを売れなくなる日というのがあることを知っていましたか?
翌年の8月31日以降は、ヌーヴォーを売ってはいけないそうです。
やはり、これも法律で定められているそうです。
知らなかったです(^^ゞ
…と言っても…
12月ともなるとボジョレー・ヌーヴォーを好んで飲む人も昨今は少なくなったと思います。
8月までボジョレー・ヌーヴォーを売るために持っている人もいないでしょうから…
なんの問題もないですね(^^ゞ