Chef's Note

『シェフの落書きノート』

初夏の香り 鮎

2008-05-09 | 美味しいお話
香魚とも呼ばれる 鮎
初夏の香りを逸早く告げるように…

串をうって、焼いたりフリットにしたり…
コースの前菜盛り合わせの一品に加えています。

秋に流れのゆるやかな中流域まで川を下り
水草に産卵を終えると鮎の短い一生は終わります。

生まれたてのメダカのように小さな赤ちゃん鮎は、川を下って海に出ます。

海には豊富なプランクトンがいるので、それを食べて育ち…
春になると群れになって再び川を上ります。

塩焼き、うるか焼き、刺身など色々な食べ方があります。
今年は、いろいろな鮎料理を作ってみようかと思っています。

そうそう~
アウラでは、どのように食べられても気にしませんが…。
お客さまの鮎の食べ方を気にする和食の板前さんがいます。

骨のないサンマが真空パックで売られている昨今…
鮎の食べ方…って言っても無理だよ~!
…と、僕は単純に思いますが…。

知っていて損はないので、興味のある人は試してみてください。

「おっ!この人食べ方を知ってるな! ^^; 」
…と、板前さんをびびらせるのも面白いかも…(^^)v

初夏から秋まで鮎の季節は続きます。
正確に言うと春からですね。

鮎の稚魚である『稚鮎』から始まり…
産卵のために上流から中流域まで川を下る卵を持った『落鮎』まで…。

春から夏へ
皆さまが、この時しか味わえない美味しい食材にたくさん出会えますように…。

日本の四季は、やっぱりいいですね!






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