Chef's Note

『シェフの落書きノート』

アルゼンチン・ワインとチリ・ワイン

2010-10-09 | 美味しいお話
リーズナブルでコストパフォーマンスがとても高いワインが見つかりました。

アウラのワイン選びのコンセプトは…
手軽に飲めるワインでも美味しくなければNG!

特にグラスワインで採用するワインは…
ひとくち口に含んだ時に「美味しい!」と感じるもの。

ワインが開いた時に「美味しい!」と感じたのでは、飲み終わってしまうので遅すぎますよね。

手を出しやすい価格帯のワインを飲んで…
「ワインってこんなに美味しかったんだ♪」
…と、そう思っていただけたなら、本当に嬉しいのです(^^)v

今回、選んだワイナリーのご紹介をしましょう。

アルゼンチンのワイナリー
ドミニオ・デル・プラタ Dominio del Plataそして、チリワインは、アナケナというワイナリーのワインです。

フルボトル 3000円
グラス 125ml 550円
デカンタ(ハーフサイズ)375ml. 1600円
(リピーター価格(アウラ会員特典)も有効ですのでご安心ください)

なのですが…

ドミニオ・デル・プラタのクリオス・シリーズというワイン。
あのロバート・パーカー氏も絶賛しています。

なんと!
パーカーポイント90点を軒並み獲得!

アウラのワインリストでパーカーポイント90点というのは、高級ワインが獲得している点数です。

白ワインは、トロンテスとシャルドネをメニューに入れました。

トロンテスは、トロピカルを感じさせる風味が特徴のブドウ品種です。
このクリオスを代表する1本です。

シャルドネは、スッキリとした辛口の酸味が特徴です。
シャルドネは、栽培しやすくワイン生産国ならどこでも造っている白ワインを代表するブドウ品種です。

赤は、カベルネ・ソーヴィニョンをメニューに…。

カベルネ・ソーヴィニョンのコストパフォーマンスの高いグラスワインを、どうしてもメニューに入れたくて、このアルゼンチンのドミニオ・デル・プラタにたどり着いたのでした。

このクリオス・カベルネソーヴィニョンは、銀座にあるミシュラン三ツ星レストラン『ロオジエ』でも採用しているワインなのだそうです。

このチョイスした3本ともパーカーポイント90点を獲得しています。

  

3本とも美味しいです!
香り味ともに満足できるもので余韻もあります。

ただ、このクリオス・シリーズは、スクリューキャップなんです(^^ゞ
コルクで栓をしていません ^^;

パーカーポイント90点を獲得しているワインがスクリューキャップ!?
ちょっと驚きましたが…。

ブショネを避けるため近年では、このスクリューキャップを採用しているワイナリーが多いのです。

ブショネとは、コルク臭のついた劣化したワインのことを言います。
近年、ワインにスクリューキャップなどが頻繁に使われだしたのは、そのためです。
ワインオープナーやソムリエナイフがいらないので、便利と言えば便利なのですが(^^ゞ

このドミニオ・デル・プラタというワイナリーの醸造家は、最初の女性醸造家であり、アルゼンチンワイン業界のパイオニアともいうべきスサーナ・バルボさんとアルゼンチンで最も経験豊かな栽培技術者として広く知られるペドロ・マルチェヴスキーと言う最強夫婦が造り経営しています。

スサーナ・バルボさんは、アルゼンチン人では初めて、ヨーロッパのワイナリーのコンサルタントを務め、アルゼンチンワイン協会の会長を長年勤め、今は、副会長としてワインの振興に力を注いでいるそうです。


そして、チリのワイナリー
アナケナ ANAKENA

チリワインも沢山美味しいワインがありますが…
このワイナリーが造るワインもとても美味しいです。

シングル・ヴィンヤードというシリーズのワイン
選ばれた単一畑からグレードをあげることに専念して造られたワインです。

各品種別にインカ帝国の象形文字をラベルのデザインに入れています。

このワイナリーからは、カルムネールを…。



カルムネール(カルメネール)は、古くボルドー由来の高級ワイン用の品種で、フィロキセラという害虫によってほぼ絶滅しました。しかしチリでは、フィロキセラ前の純粋なルーツのまま、今でも栽培されています。

自然な甘味のやさしい味わいで、深みがありながらも渋みを感じさせない、飲みやすさが特徴です。
「ワインの渋みやタンニンが苦手だけど、赤ワインが好き」
…という方に特にお奨めです。

ヴィンテージは、白の2本が2009年、カベルネが2008年、カルメネールが2007年ですが、南半球のワインは、北半球とは、季節が逆なので…
北半球のワインより半年早く造られています。

ヴィンテージは、それほど気にしなくても良いと思います。

もし、新しいヴィンテージに変わって「若すぎる」と感じたなら…
他のワインに変更しますので、ご安心ください。

『財布の中を気にせずに気軽に注文できて、美味しいもの』

そんなテーマにそった今年の秋冬のグラスワインのラインナップが出来たことをご報告させていただきます。



 

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