(写真左上:千本しめじ、右上:ほうきだけ 左下:ふうせんだけ 右下:あみたけ)
朝…チャリンコでの出勤途中…
携帯に電話が入った。
「今朝、天然茸を4種類ほど入れておきましたから、使ってみてください」
「えっ!入ったの?…ありがとう」
数日前、彼からサンプルが届いていた。
福島の山奥から直送で届いた天然の茸。
早速、オリーブオイルに、ニンニクを加えてソテーしてみる。
旨い!
香りもやっぱり格段に違う。
森の味が口の中に広がる。
森の香りと味がする木の子なんて…
スーパーで探しても手に入らないだろう。
「いつ入荷するか、わからないのですが…。入荷したら使ってもらえますか?」
「いいよ。喜んで使うよ。香りも違うし旨いよね…」
「入ったら、送りますから、宜しくお願いします」
その天然の茸が今日…届いた。
彼とは、もう長い付き合いになる。
知り合ったのは、10年以上前になるかな…。
彼が八百屋さんになって間もなくのことだった。
その時は、一時の取引だったが…
「今度、うちが配達できる所にシェフがいらしたら、是非、お願いします」
たまにそんな電話をもらった。
西新宿のアウラ(元、月光食堂)に来た時、彼を思い出した。
確か、新宿の近くに東京営業所があると言っていたな…。
その会社は、今では、ずいぶんと大きくなっていた。
今は、青果の営業からは離れているが…
叩き上げの八百屋気質の職人魂を忘れていないようだ。
「シェフ、トリュフも安値になった時に入れましょうか?」
「頼むよ…。トリュフのアイスクリームを作りたいんだ」
肉にしても、魚にしても、野菜にしても…
ミルクやクリーム、バターを納めてくれる牛乳屋さんにしても…
新潟県の魚沼のお米屋さんにしても…
僕は、食品納品業者さんに本当に恵まれている。
この人達の心と信頼関係がなかったら…
美味しいものは作れない…。
一部の食品業者さんを除けば、ほとんどの会社が全面協力してくれている。
本当に頭が下がる思いだ
秋になると…わくわくすることが多くなる。
気温が少し下がっただけで…
「そろそろ…あれが出てくるな…」…とか。
「もう、あの素材が旨くなった頃…ちょっと聞いてみようかな…」
そんなワクワク感が空を見るたびによぎってくる。
何故か、空に浮かぶ雲の形で、季節感が伝わってくる…。
これって不思議ですよね?
キノコは、水で洗っては駄目。
クッキングペーパーなどで綺麗に汚れを取り除いて…
蒸れないように保存する。
パックに入っている木の子は、パックのラップの一箇所に穴をあけてから、冷蔵庫へ入れると劣化が遅くなる。
そのまま冷蔵庫に入れると…
木の子がもっている水分で蒸れて鮮度が急激に落ちる。
蒸れを防ぐためにパックのラップに穴をあけて、水分を逃がしたほうが良いと思う。
木の子のソテーをする時は、オリーブオイルに潰したニンニクと鷹の爪を少量、加えて強火で炒める。
炒めすぎると木の子から水分が出てきてしまうので、炒めすぎには注意する。
塩は、仕上がる直前に、ほんの気持ち強めに味付けする。
マルサラワインやコニャックで香りをつけても良いし…
パセリなどのハーブを少し加えても良い。
木の子の香りを引き立てる香り付けが絶対条件。
折角の木の子の香りを邪魔しないように…。
秋や春になると、日本で生まれ育った事を喜びに感じることが多い。
初夏から秋口までの間は、結構…食材に悩まされることが多いのだが…
梅雨で雨が多いと、野菜に水分が含みすぎて傷みが早い。
台風も野菜や魚の相場に大きく影響するし…。
秋から春先くらいまで…
魚や野菜の旬のオンパレードとなる。
美味しい季節がやってきた!
コメントとトラックバックはこちらにお願い致します。
aura cucina ホームページ
HOME
*楽天メインブログ*
シェフの落書きノート 日記、記事の目次
朝…チャリンコでの出勤途中…
携帯に電話が入った。
「今朝、天然茸を4種類ほど入れておきましたから、使ってみてください」
「えっ!入ったの?…ありがとう」
数日前、彼からサンプルが届いていた。
福島の山奥から直送で届いた天然の茸。
早速、オリーブオイルに、ニンニクを加えてソテーしてみる。
旨い!
香りもやっぱり格段に違う。
森の味が口の中に広がる。
森の香りと味がする木の子なんて…
スーパーで探しても手に入らないだろう。
「いつ入荷するか、わからないのですが…。入荷したら使ってもらえますか?」
「いいよ。喜んで使うよ。香りも違うし旨いよね…」
「入ったら、送りますから、宜しくお願いします」
その天然の茸が今日…届いた。
彼とは、もう長い付き合いになる。
知り合ったのは、10年以上前になるかな…。
彼が八百屋さんになって間もなくのことだった。
その時は、一時の取引だったが…
「今度、うちが配達できる所にシェフがいらしたら、是非、お願いします」
たまにそんな電話をもらった。
西新宿のアウラ(元、月光食堂)に来た時、彼を思い出した。
確か、新宿の近くに東京営業所があると言っていたな…。
その会社は、今では、ずいぶんと大きくなっていた。
今は、青果の営業からは離れているが…
叩き上げの八百屋気質の職人魂を忘れていないようだ。
「シェフ、トリュフも安値になった時に入れましょうか?」
「頼むよ…。トリュフのアイスクリームを作りたいんだ」
肉にしても、魚にしても、野菜にしても…
ミルクやクリーム、バターを納めてくれる牛乳屋さんにしても…
新潟県の魚沼のお米屋さんにしても…
僕は、食品納品業者さんに本当に恵まれている。
この人達の心と信頼関係がなかったら…
美味しいものは作れない…。
一部の食品業者さんを除けば、ほとんどの会社が全面協力してくれている。
本当に頭が下がる思いだ
秋になると…わくわくすることが多くなる。
気温が少し下がっただけで…
「そろそろ…あれが出てくるな…」…とか。
「もう、あの素材が旨くなった頃…ちょっと聞いてみようかな…」
そんなワクワク感が空を見るたびによぎってくる。
何故か、空に浮かぶ雲の形で、季節感が伝わってくる…。
これって不思議ですよね?
キノコは、水で洗っては駄目。
クッキングペーパーなどで綺麗に汚れを取り除いて…
蒸れないように保存する。
パックに入っている木の子は、パックのラップの一箇所に穴をあけてから、冷蔵庫へ入れると劣化が遅くなる。
そのまま冷蔵庫に入れると…
木の子がもっている水分で蒸れて鮮度が急激に落ちる。
蒸れを防ぐためにパックのラップに穴をあけて、水分を逃がしたほうが良いと思う。
木の子のソテーをする時は、オリーブオイルに潰したニンニクと鷹の爪を少量、加えて強火で炒める。
炒めすぎると木の子から水分が出てきてしまうので、炒めすぎには注意する。
塩は、仕上がる直前に、ほんの気持ち強めに味付けする。
マルサラワインやコニャックで香りをつけても良いし…
パセリなどのハーブを少し加えても良い。
木の子の香りを引き立てる香り付けが絶対条件。
折角の木の子の香りを邪魔しないように…。
秋や春になると、日本で生まれ育った事を喜びに感じることが多い。
初夏から秋口までの間は、結構…食材に悩まされることが多いのだが…
梅雨で雨が多いと、野菜に水分が含みすぎて傷みが早い。
台風も野菜や魚の相場に大きく影響するし…。
秋から春先くらいまで…
魚や野菜の旬のオンパレードとなる。
美味しい季節がやってきた!
aura cucina ホームページ
*楽天メインブログ*
シェフの落書きノート 日記、記事の目次