Chef's Note

『シェフの落書きノート』

遙かなる道シルクロード

2005-10-08 | 美味しいお話
中国とヨーロッパを結んだ…絹の道。

神の国…古代ギリシャが衰退しローマ帝国が栄える頃になると…
この道を通って人や物、そして沢山の文化も行き来しはじめました。

小麦粉文化も中国からローマへと運ばれたのです。
面白い事にシルクロードをたどると…シルクロード周辺には、必ず小麦粉文化が根付いているのです。

イタリア料理の代表とも言える…パスタやピッツァも小麦粉文化ですよね。
中国の餃子やワンタン、麺類も僕はパスタだと思っています。

チベット山脈周辺やウイグル地方には、インド料理のナンと同じような小麦粉料理があります。
壷のような窯で焼くのですが…。
高温で焼く所なんかは…ピッツァと同じ…
窯の形状は違いますが…壷の壁に貼り付けて焼くナンと床に置いて焼くピッツァ…共通する所は多いと思うのです。

”チンギス・ハーン”から第5代大ハーン”フビライ”
その”フビライ”の側近をしていた『東方見聞録』の生みの親”マルコ・ポーロ”

彼は、イタリア・ベネチアの商人でもありました。

交通の便が変われば、料理も大きく変わるのですね。


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