Chef's Note

『シェフの落書きノート』

ウルグアイ・ワイン

2008-06-19 | 美味しいお話
ウルグアイ・ワイン_02 ウルグアイ・ワイン_02

昨日の記事に書いたとおり…
愛ちゃんとふたりで賄いを食べながら、ウルグアイワインをテイスティング。

いちばん最初に感じるのは、軽めのタンニンが口の中に広がる感じ…
酸は丁度よく酸を感じた瞬間に円やかな口当たりに変わっていく感じ…。

「なんだ…この不思議な感覚???」

「これって、他の国のワインと違う感じのテイストだけど、この値段で余韻がしっかり残るよ~~~!!!」

「美味~~~~~いぃ!!!」

「マジうま~い♪」

…という結果になりました。

モルドヴァの上品なタッチとも違う。
チリの情熱を感じるワイン造りとも違う。
ヨーロッパのものともまったく違う。

そこへ丁度、今回このウルグアイとアルゼンチンワインを輸入している社長さんがやってきました。

「これ予想を遥かに超えているから、すぐに入れてくれますか?」
…と、社長さんに、その場でオーダーしてしまいました。
今週の金曜日、午後にアウラに到着予定です。


社長さんと僕が話していると手酌で自分のグラスに注ぐ愛ちゃん。

手酌でグラスの半分くらいまで注ぎました。
この仕草は、もの凄く気にいった時に無意識の中でとる行動なんです。
この仕草がでた時は、間違いなくお客さまの評判も上々になります♪

今、ワイン好きの女性スタッフは、残念ながら愛ちゃんひとり…
もう少し、ワインのテイスターを増やさなければいけません。

僕は、彼女たちの反応を一番に重要視します。

彼女たちの反応が底抜けに良ければ…
そのワインは、必ずといってよいほどミドルレンジのワイン通に受けるものなのです。

ウルグアイのワインに対してこの反応なら、アルゼンチンのものも間違いなくいけます!

後は、葡萄の品種が好みにあうかどうかです。

今回のウルグアイとアルゼンチンで仕入れるものは、すべてフルボディです。

フルボディといっても生産国によって、そのニュアンスは異なります。
日本では、フランスワインのフルボディの感じがフルボディだと認識されていますが…。
そのニュアンスにあてはまるものはチリワインがいちばん近いのかもしれません。

ウルグアイのフルボディの感覚は…
滑らかでふわ~っと軽い感じを得てから次第に沈んでいくような重さを感じます。

南アフリカのものと似ている気がします。

今回のウルグアイワインもアルゼンチンワインも有機栽培を全面にだしてはいませんが…
農薬を使うと逆にお金がかかるので、酢酸などで害虫駆除をしているとのこと。

空気もきれい…
アンデス山脈からの綺麗な水が大地を潤している環境です。
そんな環境で育つ葡萄が美味しくないわけはありません。

ウルグアイ・ワイン!
侮れませんよ~(^^)v

そして…
ウルグアイ・ワインで気を良くした僕は…
秘蔵のイタリアン・スペシャルワインも調子にのって空けちゃいましたぁ~(^^ゞ

「いいんですかぁ???こんな高いの…」
…と愛ちゃん。

だってさ~ 僕に飲まれる為に生まれてきたワインだもんね~!
…と、愛ちゃんのグラスに注ぐと…。

「うめぇ~~~~!!!!!」
…楽しそうな顔が一気にとろけそうなくらい幸せ満面な笑みに…。

「たまらないっすぅ~~~~!!!マッジに美味すぎるぜぇ~!」
…と、愛ちゃん。


彼女は、自分の想像を超えた美味しさに出会うと…
男言葉になるんです(^^)v


はぁははは~ わかりやすいでしょ?
秘蔵なんで…銘柄とビンテージは秘密です。


しっかし、美味しい1日でした。


まだまだ続くよ~ 
ワインテイスティング&テストの料理の試食~!

これ…実は、始まったばかりなので楽しい締めくくりなのですが…
ず~っと続くと次第に…辛くなってくる時があります。
この感覚は、普通の人には余りにも贅沢で理解できない感覚だと思いますが。


人生~幸あれ!



でもこれは、すべて仕事。
僕たちのやっていることは、すべて今後にお客さまに反映されます。



良かったですね(^^)v
美味しいの~ 見つかりましたよ~~~!








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