> おっ!!...何かいよいよ Bro の専門分野に近づいてきましたね...
> 少し「気合」のようなものを感じます...!

。。。いえ...実は先日,「国民健康保険税」の督促状が家に来ましてね...

> ...なぁんだ...再び,Bro の「台所事情」ネタですか...
> ボーナスが無いのは Bro が個人事業主だからなのであって,それは「自分自身で選択した」
> 「働き方」なのだから,仕方ないじゃないですか...
でもですよ,私への今年度の国民健康保険課税額は,505,300- ですよ!
昨年度(平成19年度)は,373,000- だったので,1年で一気に13万円も増えている!
家族構成が変わった訳でもなく,昨年の所得がほんの少し増えていた程度で,こんなに増額
されるのでは,増収などまったく意味を成さなくなってしまいますよ!

> う~ん...それはいくら何でも厳しいですねぇ...
> 今年,国税から地方税への財源移転の話がありましたよね...その影響ですか?
「国民健康保険税」は従来から「市区町村」単位で課税額が決められている「目的税」です
から,財源移転の話とは無関係のはずですよ...国の補助金が減ったのかもしれませんが...
> 市役所に「抗議」しに行ったのですか?

「行こう」と考えて,支払をサボッていたら,先に督促状が来てしまいました。。。
増額幅が大き過ぎる件で抗弁したいのですが,結局それだけ市の国保運営の厳しい現実を
説得されるだけの気がしているので,なかなか腰が重たいのですよ...実は...

> でも,一般の中流市民にとっては「半端な増税額」ではないと思うので,きちんと抗弁した方
> が良いですよ...結果はともかくとして...
負担増は私個人の問題ではなく,おそらくは市民全体の問題でもあるのでしょうが,根本的に
制度自体の欠陥と不公平さに憤りを感じるのですよ...私的にはね...

> 医療制度改革問題は,国会の場でもずっと議論されてきていますが,なかなか解決の見通
> しがつかないですよね...新たに現場では「医療崩壊」の危機にも直面しつつあるし...
そうです,悪徳病院とか医師とかの問題ではなく,年金問題を含めた「社会保障制度」全体
の再構築の問題なのです。。。
> でも,よく云われるとおり「少子超高齢化」の日本の人口構成を前提に考えた場合,財源
> の確保をどうすれば良いのでしょう??...やはり消費税率の引き上げですか?...

第1に再検討するべき事は,「所得再分配」の理念と方法について,方針を再確認するべきだ
と思います。
ケインジアンの全盛期であった私の学生時代では,所得税など直接税の累進課税を強化して
所得水準の平準化を図り,「平等な社会」を実現しようと云うのが政策理念にありました...
> 所得税の最高税率は7割を超えるほど累進率を強化していましたものね...
> 実質的に日本には富豪は存在しえず,社会的弱者を厚く保護する総中流社会とも云うべ
> き平等な福祉国家を目指していましたよね...消費税も未だ導入されてなかったし...
やがて経済成長率が鈍化して「生産性向上」が重視されてくると,そのような強制的な平等化
政策を「日本流社会主義」と批判する声が強くなりました...悪しき平等は働く意欲を喪失さ
せる...
> 働いても追加収入を全部税金に持っていかれて,怠け者の失業者の様な偽弱者に再分配
> されたら労働意欲は無くなりますね...確かに...

そんな経緯で,所得税の最高税率は現在5割にまで引き下げられ,不足財源の補填について
は直接税から間接税へと比重を移して,消費税が導入されました...
> 消費税なら国民の負担は平等ですね...所得ではなく消費に課税される...
当初の3%程度の負担なら,その様な考え方でも良いですが,もし将来10%以上にまで税率
が引き上げられるとしたら,大問題です!

> 負担増は困りますけど,少なくとも不公平ではないでしょう...消費税なら...
消費税率を上げる事は,実質的に物価上昇の契機になりうると考えるべきです。
つまり年金生活者など収入UPの困難な低所得者層の生活を直撃しますし,国内消費にも
悪影響を与えると思う。。。
> では,どうします?
それが本日のテーマなのですが,前回紹介した「クリック募金」の考え方を上手く活用できない
かと思うのです...
「クリック募金」では,どの目的に対してどの程度の寄付を「配分」するかについて,「クリック」と
いう形でのアンケート調査を実施している!
> ...なるほど!民意に基ずく民主的なプロセスですね,確かに。

「社会保障」の必要性は,国民自身が強く感じているんです!
従って負担増については,最終的には国民自身が受け入れる覚悟が必要です!
ところが「不公平感」の存在が問題を拗らせてしまう訳で,その根底には,負担や支出配分に
ついての決定プロセスを国や自治体の一方的な判断に任せたままで,「民意の反映が実感で
きない」という点にあるのだと思うのです!
> なるほど,趣旨はとても良いと感じるのですが,「クリック」という形でのアンケート調査の場合
> 未だ大勢居る「情報弱者」...つまり,インターネットを使えない人々に不利益を生じてしま
> いますよね...必ずしも「公平」な方法とは言えません。残念ながら...

その点なのですが,まもなくテレビ放送が全面的にデジタル放送に移行するでしょう...
テレビ放送がデジタル化すると云う事は,実質的にTVの受信装置はコンピュータになる事だと
考えて良いのです。。。視聴者との双方向のコミュニケーションが可能な「地デジ」移行が問題
解決の糸口になると思います。。。
> 「クリック」に拘らなくても「リアルな民意の反映方法」は考えられますね...確かに。
。。。「地デジ」全面移行まで,もう少し時間があるので私も再検討してみます!



> また「続編」をよろしくお願いしますね!

> 少し「気合」のようなものを感じます...!

。。。いえ...実は先日,「国民健康保険税」の督促状が家に来ましてね...

> ...なぁんだ...再び,Bro の「台所事情」ネタですか...
> ボーナスが無いのは Bro が個人事業主だからなのであって,それは「自分自身で選択した」
> 「働き方」なのだから,仕方ないじゃないですか...
でもですよ,私への今年度の国民健康保険課税額は,505,300- ですよ!
昨年度(平成19年度)は,373,000- だったので,1年で一気に13万円も増えている!
家族構成が変わった訳でもなく,昨年の所得がほんの少し増えていた程度で,こんなに増額
されるのでは,増収などまったく意味を成さなくなってしまいますよ!

> う~ん...それはいくら何でも厳しいですねぇ...
> 今年,国税から地方税への財源移転の話がありましたよね...その影響ですか?
「国民健康保険税」は従来から「市区町村」単位で課税額が決められている「目的税」です
から,財源移転の話とは無関係のはずですよ...国の補助金が減ったのかもしれませんが...
> 市役所に「抗議」しに行ったのですか?

「行こう」と考えて,支払をサボッていたら,先に督促状が来てしまいました。。。
増額幅が大き過ぎる件で抗弁したいのですが,結局それだけ市の国保運営の厳しい現実を
説得されるだけの気がしているので,なかなか腰が重たいのですよ...実は...

> でも,一般の中流市民にとっては「半端な増税額」ではないと思うので,きちんと抗弁した方
> が良いですよ...結果はともかくとして...
負担増は私個人の問題ではなく,おそらくは市民全体の問題でもあるのでしょうが,根本的に
制度自体の欠陥と不公平さに憤りを感じるのですよ...私的にはね...

> 医療制度改革問題は,国会の場でもずっと議論されてきていますが,なかなか解決の見通
> しがつかないですよね...新たに現場では「医療崩壊」の危機にも直面しつつあるし...
そうです,悪徳病院とか医師とかの問題ではなく,年金問題を含めた「社会保障制度」全体
の再構築の問題なのです。。。
> でも,よく云われるとおり「少子超高齢化」の日本の人口構成を前提に考えた場合,財源
> の確保をどうすれば良いのでしょう??...やはり消費税率の引き上げですか?...

第1に再検討するべき事は,「所得再分配」の理念と方法について,方針を再確認するべきだ
と思います。
ケインジアンの全盛期であった私の学生時代では,所得税など直接税の累進課税を強化して
所得水準の平準化を図り,「平等な社会」を実現しようと云うのが政策理念にありました...
> 所得税の最高税率は7割を超えるほど累進率を強化していましたものね...
> 実質的に日本には富豪は存在しえず,社会的弱者を厚く保護する総中流社会とも云うべ
> き平等な福祉国家を目指していましたよね...消費税も未だ導入されてなかったし...
やがて経済成長率が鈍化して「生産性向上」が重視されてくると,そのような強制的な平等化
政策を「日本流社会主義」と批判する声が強くなりました...悪しき平等は働く意欲を喪失さ
せる...
> 働いても追加収入を全部税金に持っていかれて,怠け者の失業者の様な偽弱者に再分配
> されたら労働意欲は無くなりますね...確かに...

そんな経緯で,所得税の最高税率は現在5割にまで引き下げられ,不足財源の補填について
は直接税から間接税へと比重を移して,消費税が導入されました...
> 消費税なら国民の負担は平等ですね...所得ではなく消費に課税される...
当初の3%程度の負担なら,その様な考え方でも良いですが,もし将来10%以上にまで税率
が引き上げられるとしたら,大問題です!

> 負担増は困りますけど,少なくとも不公平ではないでしょう...消費税なら...
消費税率を上げる事は,実質的に物価上昇の契機になりうると考えるべきです。
つまり年金生活者など収入UPの困難な低所得者層の生活を直撃しますし,国内消費にも
悪影響を与えると思う。。。
> では,どうします?
それが本日のテーマなのですが,前回紹介した「クリック募金」の考え方を上手く活用できない
かと思うのです...
「クリック募金」では,どの目的に対してどの程度の寄付を「配分」するかについて,「クリック」と
いう形でのアンケート調査を実施している!
> ...なるほど!民意に基ずく民主的なプロセスですね,確かに。

「社会保障」の必要性は,国民自身が強く感じているんです!
従って負担増については,最終的には国民自身が受け入れる覚悟が必要です!
ところが「不公平感」の存在が問題を拗らせてしまう訳で,その根底には,負担や支出配分に
ついての決定プロセスを国や自治体の一方的な判断に任せたままで,「民意の反映が実感で
きない」という点にあるのだと思うのです!
> なるほど,趣旨はとても良いと感じるのですが,「クリック」という形でのアンケート調査の場合
> 未だ大勢居る「情報弱者」...つまり,インターネットを使えない人々に不利益を生じてしま
> いますよね...必ずしも「公平」な方法とは言えません。残念ながら...

その点なのですが,まもなくテレビ放送が全面的にデジタル放送に移行するでしょう...
テレビ放送がデジタル化すると云う事は,実質的にTVの受信装置はコンピュータになる事だと
考えて良いのです。。。視聴者との双方向のコミュニケーションが可能な「地デジ」移行が問題
解決の糸口になると思います。。。
> 「クリック」に拘らなくても「リアルな民意の反映方法」は考えられますね...確かに。
。。。「地デジ」全面移行まで,もう少し時間があるので私も再検討してみます!



> また「続編」をよろしくお願いしますね!
