> 尖閣国有化を契機にして、中国では反日デモが猛威を奮っていますね!
> 報道では、中国の100都市以上で合計7万人を超える人々が反日デモに参加
> している様子です。
> 各地で暴徒化していて、日系企業の商店や工場に破壊や略奪、さらには放火
> の被害まで出ているらしいですよ!
▼日系企業に略奪・放火も 中国で最大規模反日デモ(12/09/16)
毎度の事ながら、今回のは規模が大きいし、過激な暴力行為も目立つ様なので
心配ですよね。邦人に危害が及ばない事を祈るばかりです…。
> これまで、反日デモを一部容認していた中国政府も、本腰を入れて鎮圧に動
> き出した様子なので、今後は沈静化に向かうのではないでしょうか?
それは未だ判りませんよ。。。
過去の例が示すとおり、反日デモは一面で反政府デモでもありますからね!
▼反日デモが変貌 「打倒共産党」の声も
▼「反日デモ」 垣間見えた驚きの瞬間
> う~む…感情的になると、目的と行動が相反する事態に陥る事って、よくあ
> りますからねぇ…。
> 愛国心が、逆に国の威信を傷つける結果を招いている訳だ!
反日支那人の場合はね、愛国教育によって洗脳された人民が、情報操作によっ
て、単純率直に感情的な不満を爆発させているに過ぎない訳ですが、もっと悪
質なのは、むしろ「平和ボケした反日日本人」の方だと言う指摘もあります。
> 何ですか、それ?
> 「平和ボケ日本人」は分かりますが、「反日日本人」?
つまり、平和ボケするあまり、日本の主権や領土、果ては日本人の尊厳を貶め
てまでも「平和が大事」と考えている日本人の事です。
「平和至上主義者」と呼んでも良いのかもしれません。
> 平和は、何よりも大切な事だと想いますけどね!
> 何がダメなのですか、「平和至上主義」の?
理想はともかくとして、現実の世界では、それが侵略国家の野心と自信を増長
させる原因になる事です。
「いじめっ子、世に憚る」訳ですよ。
いじめっ子の横暴を増長させているのは、いじめられっ子の弱虫と、臭いもの
に蓋をして、現実の不正に対して見て見ぬふりをする利巧者の保身的態度です。
> それが「反日日本人」の行動原理ですか…。
> 何か日本の教育現場の問題みたいですね?
根底は同じなのですよ。
「人間の尊厳」を大切に扱う事が「国家の尊厳」にも繋がるのです。
> 大津のいじめ自殺事件では、いじめを見て見ぬふりをする学校や教育委員会
> に対して世論の非難が集中した事は覚えています。
> でも、今回の尖閣問題において「反日日本人」って居ましたっけ?
例えば、尖閣国有化を契機に、中国政府の反発と反日デモの暴走を招いた原因
は、石原都知事の無責任な行動に由来するものだと決め付ける論者達が居ます。
これなどは、自分が「反日日本人」である事すら自覚できていません。
「臭いものに蓋」をしておけば、未来永劫、保身が可能だと考える人々の好例
です。
> そもそも尖閣領有権問題の発端は、日中友好条約の締結時に「臭いものに蓋」
> をして、議論の決着を先送りした事に在りますものね。
> 今日の尖閣問題が再浮上する事は、当時から予定されていた事だとも言える。
> その当時は、事を荒立てないための、一時の方便として有効でしたけど…。
中国側は、自国の国力が充実して、日本に対抗できる時機が来るのを待ってい
ただけなのです。
「反日日本人」は、石原都知事が「火種に油を注いだ」と主張しますが、私に
言わせれば、「火種に少し油を注いで、火種の所在を知らしめた」功労者です。
火事など起こらないと想い込んでいる平和ボケ日本人に、「消火の必要性」をね。
> なるほど、未だ消火活動は可能ですからね!
> 南シナ海の様に、火が回った後では遅すぎますよね。
そもそも石原都知事は、日本人の地権者から尖閣を購入しようとしただけです。
主権のある国家の国民として、土地売買は至極普通の行為ですから。
それは、結果として日本の実効支配を強化する事でもある訳です。
直接的に中国側を刺激する事が目的だった訳ではないのです。
> しかし、事の結果としては、中国側を刺激してしまいましたよね。
> 批判論者は、「余計な事をした」、「挑発した」と、都知事を非難しています。
その「心理的な萎縮」が、「反日日本人」の問題点なのですよ。
自国の主権を堂々と主張できない、「国家の尊厳」を棄損する心理の根源です。
> でも、わざわざ平和を破壊するかの行為は愚の骨頂ですよね?
その平和と云うのは、見せ掛けだけの「仮面の平和」に過ぎません。
事実火種はどんどん成長していた訳です、何せ中国の「核心的利益」ですから、
日本の尖閣諸島はね。
> では、平和主義と愛国心とは矛盾する?
「国家の尊厳」を平和的に守る手段が失われた時にはね。
本来は矛盾するものでは無くても、時と場合によって、両立できない事も在る。
また、終戦の時の様に「国家存続」そのもののために、「尊厳」を捨て去る覚悟
を強いられる場合もある。
その覚悟は、究極の愛国心の発露であろうとも想います。
> 「国家の尊厳」を平和的に守る手段とは何でしょう?
外交力を筆頭に、経済力や貿易関係など民間レベルの交流も大切ですけどね。
その背景に在るものは、所謂「戦争抑止力」です。
矛盾する様に感じるかもしれませんが、防衛力増強や集団的安全保障の強化が、
結果的には相手側の挑発行動を抑制して、平和の維持に貢献できるのです。
> なるほど、護身術を身に付けて、いじめを事前に防止する訳ですか…。
> 強い相手に敬意を感じるのは、自然な動物感情の一面ですよね。
人間の場合、もっと強い敬意を感じるのは、「勇気」つまり「精神的強さ」に対
してです。
従って、不正や横暴に対して、無視している態度は良くないのです。
きちんと抗議を行う胆力を持つ事が必要な訳です。
> それには、やはり背景に「抑止力」が必要ですね。
> いじめられっ子の必死の抵抗などは、いじめる側にとって、楽しみの一つに
> 過ぎませんから。
> 何せ、いじめる側の心理には、「己の強さと力を自覚する事」への喜びが在る。
> 特に、昔いじめられていたと感じる相手に優越する喜びは、格別でしょうね。
う~む…その様に考えてみると、全く次元の低い喧嘩ですよね…。
もっと双方の尊厳を大切にしつつ、相互に利益を得る方法を模索するべきです
かねぇ、「抑止力」の強化と並行しながら。