箴言集 「人格をつくる言葉」 大川隆法 著
「人格をつくる言葉」87 自制心は、まず若い頃の男女関係で試される。
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生まれてから思春期になると、性欲が増大してきます。
他人の目の前では自制心は働くが、誰の目もないとなると、性欲の暴走を止められなくなります。この暴走をいかにして抑えるかが魂の修行であります。
男女関係で付き合う条件としては性格などが考慮されますが、性欲に翻弄されていると、性格は無視されて女(男)であれば誰でも良いとなります。
性欲は子孫を残すための神様から頂いた原動力ですが、動物であっても発情期が限定されているものです。そして相手を選んでいます。
年がら年中発情期である人間は、互いの愛を深めるためのふれあいの一つであります。
しかし、愛のない肉欲だけの生き物、動物以下に成り下がった自分を想像できるかが、自制心を鍛えるチャンスになり、難問を解く試しでもあります。
年を重ねれば、性欲は落ちて、名誉欲や権力欲が増大してきます。
この欲望を抑えるのが人徳への道になりますね。