箴言集 「人格をつくる言葉」 大川隆法 著
「人格をつくる言葉」65 事業経営にあっては、お金は血液だと思って、善の循環を目指すがよい。
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従業員がいることは、毎月給料を支払っていかねばならない。それも一時的ではなく、数十年は続けねばならない。続けるためには、よどみなく収入から支出への循環が必要である。この流れをスムーズにする努力が必要である。
授業員側にお客(消費者)が喜ぶものをと働く意識が大切である。この意識がなければ、お客が減り、収入が減って行くだろう。収入が減れば支出を減らさなければいけなくなる。当たり前だが収入額が支出額を超えない経営は続かないのだ。これらの循環のどの部分をとっても孤立したものではなく、連携している。この因果関係を知り、世の中に役に立つ、喜ばれるものを目指した結果が事業の永続的な循環になるのである。
この循環を目に見える形にしているのがお金の流れである。そしてお金の流れを血液の流れにたとえると、とても分かりやすいのである。
このお金をどこかに滞めたり、無駄遣いで多くを流したりすると、お金が回ることが出来なくなり事業が衰退してくる。これを悪の循環という。
人や会社の利益のみの追求が悪の循環になる。
人の為世の為になっているかを常にチェックしている人が、有能で善なる経営者になるであろう。血液の流れをスムーズにする努力は、事業発展につながって行き、善の循環になる。