箴言集 「病の時に読む言葉」 大川隆法 著
「病の時に読む言葉」㉙ 美人であるとか、美男であるとか、病気になると、かすんでくる。
コメント
はえば、立て、立てば歩けと成長を期待する言葉があります。でも歩けば走れになりますが、さらには走れば飛べとまではいきませんね。一人前とは健康であれば成長のゴールのはずです。
健康になると、周りから認めて欲しいとの欲望(奪う愛)が芽生え、その中に異性から認めてもらい称賛してほしいがあり、そのために見かけの姿=美貌を求める欲望が出てきます。これは周りから羨望を受けるまで限りがありません。
一方に、美貌がなくてもやさしさが異性を引き付ける要素「与える愛」であると気付くと、幸せな人生が開けてきます。なぜなら優しさ「与える愛」は磨くことが出来、持続できます。しかし、美貌は磨けども必ず衰えて来るのです。
人間が空を飛びたい欲望は無理であるが、健康以上の美人美男を求める欲望は無理ではないと錯覚しますね。執着は行き過ぎた欲望ですあると悟れば、平穏な人生を送れます。でもなかなか悟れません。
病気になると、優先順位が変わります。痛みや苦しみが、美人美男を求める欲望を消してくれるのです。ここで行き過ぎた欲望だったと気付くきっかけになるのですね。