箴言集 「仕事への言葉」大川隆法著 より
「仕事への言葉」70 タライの水は、向こうに押せばこちらに戻り、手元にたぐり寄せると、向こうに逃げる。
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円形のタライの中の水の流れを説明しているものですが、二つの渦の流れ=円形中央の前後の直線の流れと円形の周囲を流れる道筋になります。物理では当たり前の法則ですね。
これは愛の神様エル・カンターレの教えである「与える愛」と「奪う愛」の例えになるのです。愛を与えれば返ってくる。愛を奪えば逃げてゆくを言い表しているのです。
「与える愛」は損をする行為になると思いがちですが、実は神様から愛が返ってくるのです。それを地上の人間の思いに当てはめると、愛を与えられたら返したくなるのが人情です。
反対の「奪う愛」は自分に得する行為のようですが、奪われた人から復讐の思いが発生するのも人情です。
この法則を知ったならば、最終的に得するためにはどちらを選びますか?
造物主エル・カンターレの作られて法則ですから、人間どうしだけでなく、動物や植物との間にも成り立つのです。弱肉強食の世界でも赤ちゃんから育てられたライオンやクマが人間をいつまでも親と思いじゃれてくるのを奇跡と呼びますよね。地球上で生存が許されている野生の動物は、人間の介在がなくても、自分で餌を求めなければ生きて行けないから、人間も餌とみなしてしまいます。故に最初から人間から餌を与えれれたら、自分で狩猟をしなくなります。
こんな関係であっても、動物にも親子の「与える愛」はあるのですから、人間から愛を与えれれたら、愛でお返しをするのです。
愛をあたえるのではなく体を餌として与える形になるのは、愛の関係がなかったのです。ですから食べられなかった関係は奇跡とみられるのですね。