箴言集 「人格をつくる言葉」 大川隆法 著
「人格をつくる言葉」84 人は経験によって、学び、少しは賢くなる。
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肉体を持ってこの世に生まれてから、すべて経験になります。肉体からの要求は、欲となり食欲・排せつ欲・睡眠欲が自動的に発生し、鳴き声となって反応するようになります。手足が動くようになると、自分の思いを実現するための使い方を学びます。この肉体の欲望に流される人生が始まります、他人との欲望の衝突により、喧嘩して互いに怪我をするかさせるかを学びます。この段階では、動物と同じ生き方です。
人間の社会性を身に着けるために、親から叱られて欲望を抑えるたり、褒められて能力を磨くことを学びます。
この社会性を身に着けてからの経験が、人間の魂の磨きになる条件だと思います。思うように生きていけないと、その不平不満が出てきます。この不平不満の扱い方が、学びになりますね。少しでも解決したり、しこりとして残るかが経験になって、考える人になります。つまずいてこそ考えるチャンスがあるのです。このつまずいた時の考えが賢くなる必須条件なのでしょう。
賢くなるということは、人徳が積み挙げられて行くことでしょう。いわゆる悟りが進むことにもなり、魂を磨くために生まれてきた人生計画に沿った生き方になりますね。