猫だから

2004年9月。
変な模様のあんまり可愛くない子猫が迷い込んできた。
予想通り溺愛する自分にあきれつつ。

大人になったのね

2006-03-28 13:12:54 | 
たらはこの四月で推定二歳になる。

もしかしたら五月生まれかもしれないけど。

迷い猫なんで正確な生まれ月はわからない。

たらは家に居るときは一人になることを嫌い、例え寝ていたとしても

一人になったと気付くと人のいるところに移動してくる。

例えば二階のわたしの部屋で寝ていて、用事でわたしが一階に行くと

すぐに気付いて降りてくる。

別にわたしじゃなくて、誰かが同じ部屋にいればいいらしい。

遊びから帰ってくると「あーあー」と鳴いて返事を催促するのは

人の所在を確認するためだろうか。

夜中でも帰ってくると鳴くのでいつも起こされていたのだが

最近、こっそり帰ってくるようになった。

気が付くと足元で寝ている。

なにか後ろめたいことがあってこっそり帰ってくるんだろうか。

しかも最近、お気に入りの場所ができて、そこで一人で寝ているのだ。

二階の三部屋のうち一部屋は物置のようになっているのだが

そこの窓際に座布団が重ねてあり、そこがえらく気に入ったらしく

朝、わたしの部屋にいないときは、たいがいそこに寝ている。

高く積み重なった座布団の上で寝る猫。

牢名主か、お前は。

起こされないのはいいけど、ちょっと寂しい。
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うなされる?

2006-03-25 19:21:43 | 
「赤ちゃんも夢を見るのかしら」というコマーシャルがあったが

猫も夢を見るのかしら。

犬もそうだが、猫も時おり寝言を言う。

ふーと深いため息をついたりもする。

今日のたらは「うーうーうーん」と、かなり長く切なそうに鳴いていた。

様子を見ると熟睡している。

あの鳴き方からして悪夢だろうか。

しかし猫の悪夢とは一体。

わたしが登場していなかったことを祈る。
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君の名は

2006-03-24 20:34:29 | 
うちの猫は「たら」という名だが元々は「とら」だったので

今でも父は「とら」と呼ぶ。

しかも時どき間違えて「クマ」と呼ぶ。

三年前に16歳で死んだ犬の名前だ。

母は「たら子ちゃん」などと呼ぶが

一番いろいろに呼ぶのはわたしだろう。

「おろおろちゃん」(時どきおろおろ動きまわるから)

「なになにちゃん」

「むにゃむにゃちゃん」

「おりこうさん」

「おばかさん」

数え上げればきりがないのだが、最近母との間で流行っている呼び名は

「所定の猫」である。

元々は「たらどこにいるの?」という問いかけに

「所定の位置」(いつものお気に入りの場所)と答えていたのだが

そのうちたら自身のことを「所定の猫どこ?」などと言うようになり

今ではまったく問いかけそのものも意味不明。

ちなみに所定の場所は何ヶ所もあるので

「所定その1」とかいう返事もある。

余談ながら母は「たらちゃん」と呼びかけようとして

妹の名前を呼んでしまうことがある。

娘と間違えるってどうなんだ。

たらはわたしの「娘」なので母にとっては「孫」なんだけどねー。
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推進運動

2006-03-10 17:34:40 | 
「子はかすがい」というが、猫もかすがいだと最近感じる。

うちは昔から言い争いの絶えない家庭で、夫婦喧嘩も親子喧嘩も日常茶飯である。

お互い言いたいこと言って、後はけろっとしてるので、別に喧嘩してもかまやしないと思うのだが

その内容は実にくだらなく、なければないにこしたことはないとも思えるのだ。

大体、うちの家族の気性として「後に引けない」という人間ばかりなので

売り言葉に買い言葉、途中で自分が悪いと気付いてもなんとか屁理屈こねて言い返してしまう。

これがこじれて大喧嘩に発展するわけで。

しかし、喧嘩の途中で猫が鳴いたりすると母が不意に文字通りの猫なで声で

「たらちゃんは喧嘩嫌いだよね~」などと言うのでなんだか馬鹿らしくなり

そこで喧嘩が終いになったりするのだ。

「大きな声出したらたらが可哀想でしょう!」とか

「たらが困った顔してるよ」とか

別にたらはなんとも思ってないのだろうが、たらにかこつけて喧嘩を終わらせるのだ。

猫が子供より素晴らしいところは、子供はしばしば喧嘩の元になるが

猫は喧嘩の種になったりしないことだ。

だから「猫こそかすがい」と提唱したい。
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