10日ほど前。
母親が、押し入れから猫の鳴き声がすると騒ぎ出した。
どれどれ。
行ってみると、弱々しい声が聞こえる。
子猫か?
どうしたの。
出ておいで。
怖くないから。
少しずつ顔を出したのは、そんなに小さくもない黒猫。
あら、真っ黒ちゃんね。
とん、と飛び降りると猛烈にすり寄ってきた。
そうか、そうか。
ご飯食べて帰んなさい。
ところが。
ご飯を食べても帰らない。
何時間経っても帰らない。
どういうことだ。
ご飯だけ食べにくる猫は何匹もいるが、こんなに帰らない子はいない。
挙句にリラックスして寝始めた。
それから10日。
結局、帰らないんである。
母親が、押し入れから猫の鳴き声がすると騒ぎ出した。
どれどれ。
行ってみると、弱々しい声が聞こえる。
子猫か?
どうしたの。
出ておいで。
怖くないから。
少しずつ顔を出したのは、そんなに小さくもない黒猫。
あら、真っ黒ちゃんね。
とん、と飛び降りると猛烈にすり寄ってきた。
そうか、そうか。
ご飯食べて帰んなさい。
ところが。
ご飯を食べても帰らない。
何時間経っても帰らない。
どういうことだ。
ご飯だけ食べにくる猫は何匹もいるが、こんなに帰らない子はいない。
挙句にリラックスして寝始めた。
それから10日。
結局、帰らないんである。