猫だから

2004年9月。
変な模様のあんまり可愛くない子猫が迷い込んできた。
予想通り溺愛する自分にあきれつつ。

いよいよフロントライン

2006-10-27 17:33:02 | 
先週の火曜日に虫下しを飲ませ、同じ日にダニ・ノミ除けの薬ももらってきたのだが

同じ日に使用せずに何日かあけてくれとお医者さんに言われた。

このフロントラインという薬は犬にも使ったことがあり、実に素晴らしい効き目の薬なのだ。

数年前、ダニが大発生し近所の犬もみなダニに悩まされ、中には

「ダニがいっぱいたかったので保健所にやってしまった」などという許し難い飼い主もいたのだが

とにかく散歩に行っただけで驚くほどびっしりと身体中にダニが付いた。

母と二人でせっせと取ったはいいが、取ったダニをどうするか。

潰すと卵や病原菌が飛び散るというので、ガムテープに張りつけたり

水に漬けたりしたが、水に漬けてもダニは死なないのだ。

そこで二人が編み出したのは「灯油に漬ける」。

そこまでしないと死なないダニを、このフロントラインという薬は

いともあっさりやっつけてくれるのだ。

犬の身体中にスプレーしただけでダニがポロポロと落ち、寄せ付けない効果まである。

そんなに強力なのに犬には害がないというのだから驚く。

当時から、首の付け根にじゅわっと染み込ませるタイプもあったのだが

ダニの被害があまりにひどかったので、広範囲に素早く効果が出るスプレーを選んだ。

今回の、猫用フロントラインプラスは、もちろんスポイト式一箇所集中型である。

安全性は分かっているが犬と猫では身体の大きさも違うし

とにかく心配性なので、様子をずっと見ていられる日にしようと思い、

やっと今日、実行することが出来た。

よく眠っているときを見計らったはずが、眠りが浅かったらしく薬を垂らした途端に

「うー」

怒っているわけではなく、寝ぼけているときによく「うー」と鳴く。

ちょっと起きてしまった。

動かれて、毛にも薬液が付いてしまう。

ああ、ちょっと失敗。

しかしほとんどの薬液は集中して首の下辺りに付けることが出来たので大丈夫だろう。

お医者さんによれば、舐めても害があるわけではないというし。

これからはノミもダニも減る季節だが、室内は暖かいので一年中、油断は出来ないという。

もっと早くやってやればよかった。

夏場はもっとノミダニが活発なのだから。
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親に一服盛らずに済んだ

2006-10-20 17:27:01 | 
二週間ぶりに胸のつかえがおりた気がする。

わたしを悩ませていたことが解決しつつあるからだ。

実は、たらのことで家族に言えない秘密がある。

たらには虫がいる。

おなかの中に。

お尻の近くに白い米粒のような物が付いていたのを初めて見たとき

それがなんだか分からないのに、なんだかいやーな気持ちがした。

その白い何かは動いていなかったし目も鼻も手足もなかったのだが

なんだか生き物っぽい生々しさがあった。

(たらが外で草の実を付けてきたのかもしれない)

なんとなく自分をごまかすようにして、その白い何かを捨てた。

その後しばらくして、たらの足の辺りに伸び縮みする白い何かを見つけた。

やっぱりあれは虫だったのか。

この、のっぺらぼうの虫はその辺にいる虫ではなくて寄生虫の類ではないだろうか。

まずい。

近々病院に連れて行かないと。

と思っていた矢先に、お尻の穴から白い5mm弱ほどの虫が出てくるのを見てしまった。

うーん。

虫といえば、20年近く前に子犬を拾ったところすぐに虫を出した。

それまで野良だったから、あちこちで色々な物を口にしていたのだろう。

慌てて割り箸で虫をつまみ(もう死んでた)密閉容器に入れて病院に持っていった。

なかなかに勇猛果敢な18歳の娘だったわたし。

潔癖症じゃなくてよかったな。

たらのお尻から出てくる虫を見てまず思ったのは母に知れたら大変、ということだ。

捨てて来いとまでは言うまいが、家に入れるなと言うかもしれない。

秘密裏に処理しなければ。

とりあえず病院に電話してこういう虫が出ましたが猫を連れて行かないでも

薬はもらえますか、と聞いた。

だって連れて行ったら家の人にばれちゃうし。

どうやら「条虫」という虫らしく、体重に応じて薬はもらえるというう。

それから二週間。

忙しかったり天気が悪かったりと病院に行けなかったのだ。

その間、ネットで調べたところによると条虫はおなかの中で産卵し

その際、体がぷちぷち切れて、切れた部分が体外に出るという。

その部分から感染するということはないのだが

米粒のような虫の欠片を見るたびにブルーになった。

そのうちなぜか、動いている物は目にしなくなり

色も黄色っぽく変色したまさに米粒のような物を見るようになった。

日によってまったくでない日もあるのだが、たらの寝ていた場所に

何粒もそれが落ちているのを見たときには、さすがにめまいがした。

やっと病院に行き虫下しと、媒介の原因であるノミを寄せ付けない薬ももらった。

うかつだった。

外に出ているのだからノミやダニがたかっても不思議はないのに。

自分が病院と薬が嫌いだから(もう何年も病院に行ったことも薬を飲んだこともない)

猫も自然が一番と放っておいてしまった。

出された薬が粉薬だったのでちょっと不安になる。

昔、尻尾の千切れた子猫を拾い病院で手術してもらったのだが

化膿止めに出された粉薬を飲ませたところ、よほどまずかったのか

泡を吹きながら、「べえー」と出されてしまったことがある。

先生は「生タイプのエサに混ぜて」と言うが、たらは生タイプのエサがあまり好きじゃない。

しかしカリカリでは粉っぽさが残るからきっと食べないだろう。

近所の店で一番高い缶詰(といっても150円くらい)を買って

薬をよく混ぜてやってみると、面白いように食べた。

なんていい子なんだ。

あれから三日、一度も米粒は出てこない。

先生によれば、分かるような形で排出されるわけではなく

おなかの中で干からびるか、それが便に混じって出てくるので

見た目では確認が難しいとのこと。

ただ、あの米粒が出てこなくなれば駆除できたと思っていいらしい。

ちなみに心配した人への感染だが、結局ノミの中の条虫の卵からしか感染しないので

極端な話、条虫の卵を持ったノミを口に入れなければ確立としては低いそうだ。

それを聞いてホッとした。

だってもしも家族に虫がいたら、こっそり薬飲ませて駆除するしかないもん。

猫を守るためには、どこまでも秘密裏に処理しようとする悪い娘になるわたしであった・・・
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謎の行動

2006-10-13 19:06:24 | 
犬と比べて猫の行動はわかりにくい。

例えば犬なら、わたしが帰ってきたとき匂いや足音で気付くと

尻尾を振って、振って振ってこちらをじっと見て待っている。

ところが猫はわたしが帰ってきたのに気付き、嬉しそうに鳴きながら近付いてくるので

真っ直ぐわたしのところに来るかと思えばいきなり手前で爪とぎに立ち寄り

爪を研ぎ始めるんである。

で、ひと通り心ゆくまで爪を研いでからまた「にゃー」かなんかいって近付いてくる。

なぜそこで爪を研がなければいけないのだ。

近寄ってきたから膝に乗るのかと思えば素通りするし。

母に言わせれば「照れてるのよ」。

そんなこと考える母のほうが不可解かも。
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休日

2006-10-06 14:59:24 | 
夕べから強い雨風。

なのに出かけてゆくのだ、猫は。

大した雨でもないのに一日中出かけない日もあるから

どういう心理か分かりかねる。

今朝も大雨の中、6時頃出かけていったので

飛ばされなきゃいいがと心配しながら寝ていた。

雨の日に出かけるとびしょ濡れで帰ってきて鳴くので、枕元にタオルも用意。

しかし10時に目を覚ますまで帰ってきた気配がない。

いくらなんでも遅すぎないか?

起き出して別の部屋を覗くと、タンスの上で「にゃー」。

あんたいつ帰ってきたの。

猫が鳴いて目を覚まさないということはあり得ないので

どうやら鳴かずに帰ってきて黙ってタンスに上ったらしい。

びしょ濡れなのに。

こういう心理も分からない。

今日は近くのデパートに妹と出かける予定だったのだが

「延期にしよう」とメールを入れてゴロゴロしていたら

タンスから降りたたらがやってきて布団で丸くなり始めたので

もう少し寝るか、とわたしも丸くなる。

天気の悪い日に猫と一緒に、一日寝ていられるほどの幸せが他にあるかしら。

今日は休みで本当によかった。
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