猫だから

2004年9月。
変な模様のあんまり可愛くない子猫が迷い込んできた。
予想通り溺愛する自分にあきれつつ。

トラウマ

2006-12-11 20:57:14 | 
猫は気配がないので、台所に立っていて振り向くといたり、

こたつにあたっていていつの間にか背後に座っていたりとかして危ない。

気付かず踏んだり、下敷きにしたらどうする。

もっとも俊敏な動物なので、人に踏まれるまでぼーっとしてはいないのだが。

しかし踏まれなかったからといって

メデタシではないという出来事が、つい先日あったのだ。

たらはこたつの誰の席にでも我が物顔で座るのだが

当然そこに座るべき人が来れば追いやられる。

追いやられて素直に席をあけ渡すかというと、

不満そうに少し横にどいたりするくらいでいつまでも留まっていたりするから

事件は起こってしまったのだ。

母が「ちょっとー、たらちゃんどいてくれるー」と言いながら

よく確認をせず腰を下ろし、危うくたらを踏みそうになったのだ。

脱兎のごとく(猫だけど)飛びのき、にゃーにゃー鳴いて部屋中逃げ回り

挙句、狭い隙間に逃げ込んで出てこようとしない。

どうしたの、大丈夫だよ。

猫撫で声で呼んでもにゃーにゃー悲しそうに鳴くばかり。

犬のおまわりさんじゃなくても困る。

そのうちやっと出てきたのだが、しばらく母のことを警戒していた。

翌日、母を怖がる様子もなく側に寄ったりしているから

猫って忘れっぽいのよね、と安心していたら

母がこたつに手をついた途端にパニックを起こして部屋中逃げ回り始めた。

挙句にまた隙間へ。

そのときたらは、踏まれそうな近くにいたわけではないんである。

しかし、こたつに手をついた音が、前日のことを思い出させたらしい。

忘れっぽいと思っていたのに、案外根に持って生きているのね。

おかしいけど可哀相。

一体いつまで覚えているのだろう。

気になる。

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
たらちゃんは (chacha)
2006-12-22 10:41:56
とても可愛がられているんですね。
我が家ではよくクロコを踏みます。
わざとじゃないけど玄関で茶の間で、よくクロコがフギャーと鳴いています。
人間の通り道でくつろいでいますから・・・
昨日も母がクロコを踏みました。
短い尻尾を踏みつけたらしくクロコは声もでませんでした。
「クロコ、ごめんね」
と母は謝りあとはいつもどおりです。
あまりにも踏みつけられて慣れてしまったのかもしれません。
このあいだ、ネコを飼っているマンガ家の話を読みました。
ポットを持ち上げたらそこをネコが通りかかりポットでネコを殴るような形になってしまって、その日からネコが自分を無視するようになった、と。
ちゃんと覚えているものなんですね。
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トラウマ考 (まりはな)
2006-12-23 22:51:39
クロコちゃんは、大らかなのではないかと思います。
根に持たないタイプ。
たらは元々野良で警戒心も強く神経質なので
危険な目に遭ったことはしつこく覚えているのではないでしょうか。
ポットの猫ちゃんの話は
野中のばらさんの「猫様の言いなり」ですよね?
三匹の猫、それぞれの個性が面白いのですが
やっぱりなんだか野良出身の「夢ちゃん」が
たらとかぶるのです。
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野中のばらさん (chacha)
2006-12-24 15:23:40
そうです。「猫様の言うなり」です。
私は2巻だけ本屋さんで見つけて買いました。
どこかで1巻を買わないと。
野良出身のたらちゃんと夢ちゃん。
そういえばクロコは我が家で生まれて育ちました。
初代のマール(クロコのひいひいおばあちゃん)は弟が拾ってきたのでけっこう警戒心の強い猫でした。
環境ってけっこう性格形成に影響しますね。
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