朝早くに目を覚まし、ぼーっとしたままトイレに起きた。
開け放した押入れの中で猫が寝ているのを確認し、トイレから戻って再び布団へ。
起きるにはまだ早いのだ。
うとうとしていると階下から猫の鳴き声。
この声は、うちの猫。
ちょっと待てよ。
押入れで寝ている猫の鳴き声がなぜ、階下から聞こえる?
起きて押入れをよく見ると、よその猫。
あんたは・・・
見知らぬ猫が寝ていた、と言いたいところだがよく知っている猫である。
うちに勝手に出入りしてご飯を食べてく猫の中で、一番懐こい。
うーん、ついにここまで。
思い起こせば一ヶ月前。
いつもは夜遅くに来るこの猫(通称ドラ)が、珍しく18時半頃やってきた。
いきなり部屋に入ってくると、咳やくしゃみの連発。
あんた、風邪引いたの。
思いっきりくしゃみをかけられた手を見ると血痰。
血!
もうわたしは、パニックである。
近所の病院に電話をかけ、かごに詰めて連れて行った。
その猫が心配というのもあるが、もしも伝染性の病気だったら
うちの猫も、出入りする猫もうつる危険があるわけだ。
なんだか分からないまま放置するわけにはいかない。
ドラは病院でもおとなしく体温を測られ、暴れもせずに診療を受けた。
「XXですね」(忘れてしまった)
人間で言えばインフルエンザのようなものだそうだ。
じゃ、他の猫にうつりますか。
うつる確率は高いですね。
参った。
しかし伝染性はあるものの、よほど悪化しなければ生き死にに関わるほどのことはないらしい。
もっともどんな簡単な病気だって、体の弱っている者には命取りになるのは人と一緒だ。
で、治療は注射と投薬だという。
投薬といっても、毎日来るわけじゃないし、定期的に飲ませるのは難しいんですが。
というと先生は、じゃあ2週間効く注射がありますよという。
結局それをお願いしたのだが、しかしこの選択は正しかったのだろうか。
もしも他の人が同じようにこの猫を病院に連れていったら
二重に注射を打たれることになる。
わたしはとんでもないことをしてしまったのだろうか・・・
と、三日ほど気が気ではなかったが、注射から三日目にすっかり直って
ガツガツ餌を食べに来たのでホッとした。
幸いうちの猫に風邪はうつらず、他の猫も元気にしているようである。
しかし。
ドラがうちに来る頻度はあれ以来高くなった。
飼ってやれないのに中途半端に面倒を見るのは偽善かもしれない。
だが、猫は天下の回りものと言うし。(言うか?)
うちの猫と仲がよければ飼ってもよいのだが、ものすごく仲が悪い。
というより、うちの猫が一切よその猫を受け付けない。
一匹狼のような猫である。
どうしたものだか。
開け放した押入れの中で猫が寝ているのを確認し、トイレから戻って再び布団へ。
起きるにはまだ早いのだ。
うとうとしていると階下から猫の鳴き声。
この声は、うちの猫。
ちょっと待てよ。
押入れで寝ている猫の鳴き声がなぜ、階下から聞こえる?
起きて押入れをよく見ると、よその猫。
あんたは・・・
見知らぬ猫が寝ていた、と言いたいところだがよく知っている猫である。
うちに勝手に出入りしてご飯を食べてく猫の中で、一番懐こい。
うーん、ついにここまで。
思い起こせば一ヶ月前。
いつもは夜遅くに来るこの猫(通称ドラ)が、珍しく18時半頃やってきた。
いきなり部屋に入ってくると、咳やくしゃみの連発。
あんた、風邪引いたの。
思いっきりくしゃみをかけられた手を見ると血痰。
血!
もうわたしは、パニックである。
近所の病院に電話をかけ、かごに詰めて連れて行った。
その猫が心配というのもあるが、もしも伝染性の病気だったら
うちの猫も、出入りする猫もうつる危険があるわけだ。
なんだか分からないまま放置するわけにはいかない。
ドラは病院でもおとなしく体温を測られ、暴れもせずに診療を受けた。
「XXですね」(忘れてしまった)
人間で言えばインフルエンザのようなものだそうだ。
じゃ、他の猫にうつりますか。
うつる確率は高いですね。
参った。
しかし伝染性はあるものの、よほど悪化しなければ生き死にに関わるほどのことはないらしい。
もっともどんな簡単な病気だって、体の弱っている者には命取りになるのは人と一緒だ。
で、治療は注射と投薬だという。
投薬といっても、毎日来るわけじゃないし、定期的に飲ませるのは難しいんですが。
というと先生は、じゃあ2週間効く注射がありますよという。
結局それをお願いしたのだが、しかしこの選択は正しかったのだろうか。
もしも他の人が同じようにこの猫を病院に連れていったら
二重に注射を打たれることになる。
わたしはとんでもないことをしてしまったのだろうか・・・
と、三日ほど気が気ではなかったが、注射から三日目にすっかり直って
ガツガツ餌を食べに来たのでホッとした。
幸いうちの猫に風邪はうつらず、他の猫も元気にしているようである。
しかし。
ドラがうちに来る頻度はあれ以来高くなった。
飼ってやれないのに中途半端に面倒を見るのは偽善かもしれない。
だが、猫は天下の回りものと言うし。(言うか?)
うちの猫と仲がよければ飼ってもよいのだが、ものすごく仲が悪い。
というより、うちの猫が一切よその猫を受け付けない。
一匹狼のような猫である。
どうしたものだか。