猫だから

2004年9月。
変な模様のあんまり可愛くない子猫が迷い込んできた。
予想通り溺愛する自分にあきれつつ。

そういうわけか

2019-03-14 00:07:14 | 
仕事で知り合った人が「自分は霊感が強い」と言う。

(またまた~)と内心では思いながらもそこは営業なので、

「え~、わたしになにか変なもの憑いてませんか?」と聞くとその人はわたしを見て

「大丈夫、なにもついてません」

(またまた・・・)とか思っていたくせにちょっとホッとするわたし。

「変なもの憑いてませんけど、猫ついてますね」

え、どんな猫ですか!

ものすごい勢いで食いつく。

「黒っぽい猫、上のほうにいます。大丈夫、守ってくれます」

わたしは、涙ぐんでしまった。

仕事中なのに。

去年、空にいった猫のことを想って。

悲しくて死ぬんじゃないかと思ったほどの嘆きも、時がたつと薄れ

わたしって、冷たくて薄情な人間だったのね・・・と感じることもあったが。

そうか、やっぱりそうだったのか。

近くにいたのか。

だからさびしくなかったんだ。

なんて。

自分の都合よく考えたりして。

でもやっぱり、いなくなったとは思えないのだ。

気配を感じるとかそういうことではない。

心の中にいるとか、思い出は色あせないとかいうことでもない。

例えば、長く合わないでいるけど遠くにいる友達を想うような。

会えないけれど、いなくなったわけではなくどこかにはいる・・・という感覚。

それは、生きているとかいないとかいうこととは関係ないのかもしれない。
コメント
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