外敵に捕食されやすい生き物ほど生まれてくる数が多いという。
食われても食われても増やして、絶滅しないためだろうか。
ネズミなんかそうかもしれない。
だけど雀はどうだろう。
最近わたしがネズミと雀のことばかり考えているのは、もちろんたらがこの二種を
やたらに捕ってくるからだ。
たらが捕ったくらいで絶滅しやしないだろうが、それにしたって毎日毎日よくも捕ってくるものだ。
ネズミよりも雀のほうが生命力が強いことは前にも書いた。
ネズミの生き残り作戦が「繁殖=数で勝負」なのに対して
雀は「粘り勝ち」と見た。
身近にいる生き物なのに、雀の生態はよく知られていないという話を聞いたことがある。
ものすごく用心深いんだそうだ。
なんたって雀は視界が広いしな。
そしてなんといっても粘り強い。
わたしが雀の粘り強さを知ったのは二羽の例によってだ。
もうだいぶ前、仕事から帰り部屋に戻ると明らかに雀のものと分かる羽が部屋に散乱していた。
しかし骸はどこにもない。
こはいかに。
どこかに潜んでる・・・
部屋中探し回った挙句、カーテンの裏にしがみついているのを発見した。
猫に気配を悟らせないとはなんという我慢強さだ。
感心しながら窓を開けて外に放した。
もう一羽はついこの間のこと。
明け方、たらが捕らえてきた雀を口から離すことには成功したが捕獲容器に捕りそこない
たらを部屋から閉め出している間に部屋のどこかに隠れられてしまった。
それが、うんともすんとも言わない。
どこにいるのか全く分からない。
探しても探しても見つからない。
しばらくしっとして様子をうかがったが全く気配が感じられない。
まいったね。
仕方ない、根くらべだ。
布団に横になって、わたしも気配を消すこと数分。
カサカサ。
ゴミ箱の横だ!
そうか、タンスの後ろにいたのか。
窓を開けてやると外の空気を感じてか、真っ直ぐに飛んでいった。
やれやれ。
それにしても、危険を回避する用心深さと我慢強さよ。
小さな雀の思いもよらない底力をみた朝だった。
食われても食われても増やして、絶滅しないためだろうか。
ネズミなんかそうかもしれない。
だけど雀はどうだろう。
最近わたしがネズミと雀のことばかり考えているのは、もちろんたらがこの二種を
やたらに捕ってくるからだ。
たらが捕ったくらいで絶滅しやしないだろうが、それにしたって毎日毎日よくも捕ってくるものだ。
ネズミよりも雀のほうが生命力が強いことは前にも書いた。
ネズミの生き残り作戦が「繁殖=数で勝負」なのに対して
雀は「粘り勝ち」と見た。
身近にいる生き物なのに、雀の生態はよく知られていないという話を聞いたことがある。
ものすごく用心深いんだそうだ。
なんたって雀は視界が広いしな。
そしてなんといっても粘り強い。
わたしが雀の粘り強さを知ったのは二羽の例によってだ。
もうだいぶ前、仕事から帰り部屋に戻ると明らかに雀のものと分かる羽が部屋に散乱していた。
しかし骸はどこにもない。
こはいかに。
どこかに潜んでる・・・
部屋中探し回った挙句、カーテンの裏にしがみついているのを発見した。
猫に気配を悟らせないとはなんという我慢強さだ。
感心しながら窓を開けて外に放した。
もう一羽はついこの間のこと。
明け方、たらが捕らえてきた雀を口から離すことには成功したが捕獲容器に捕りそこない
たらを部屋から閉め出している間に部屋のどこかに隠れられてしまった。
それが、うんともすんとも言わない。
どこにいるのか全く分からない。
探しても探しても見つからない。
しばらくしっとして様子をうかがったが全く気配が感じられない。
まいったね。
仕方ない、根くらべだ。
布団に横になって、わたしも気配を消すこと数分。
カサカサ。
ゴミ箱の横だ!
そうか、タンスの後ろにいたのか。
窓を開けてやると外の空気を感じてか、真っ直ぐに飛んでいった。
やれやれ。
それにしても、危険を回避する用心深さと我慢強さよ。
小さな雀の思いもよらない底力をみた朝だった。