バリでは、人が亡くなると、亡くなった人の希望を聞きにマンクー(お坊さん)のところへ行きます。
それはそれで、怖いものがありますが・・・。
2年前亡くなった、親戚のおばあちゃん、嫁さんと大喧嘩したあと、一週間後に亡くなった。
喧嘩したその一週間は、近所中に「嫁からサンダルで頭を叩かれた・・・」と、言いふらしていたそうだ。
もともと高血圧だった、おばあちゃん・・・更に、頭に血が上り、倒れたのでは???と、近所の人たちが疑うのも無理はない。
私が知ったのは、亡くなった次の日だった、葬式準備があるから田舎へ帰って来い・・・の電話で・・・
誰が???あんなに元気だった人が何故???と、半信半疑で帰ったのを覚えている。
おばあちゃんの家に行くと、やはり、その話で持ちきりだった・・・噂話、大好きなバリ人たち・・・。
さて、いよいよ、おばあちゃんの希望を聞きに、マンクーのところへ!!
近所の人たち、ワクワク・・・
嫁さん、ドキドキ・・・
さて、結果は・・・
「私のことを心から思ってくれている人たちだけで葬式をして欲しい・・・」
んーーー意味深だぁーーー
でも、それは、そうよね。
嫁さん、大泣きして、謝ったそうだ。
葬式は、彼女が偉く一生懸命に動いてた。
これで清算か・・・
周りも納得する。
これがバリ人の阿吽の呼吸・・・・・・・ フムッ・・・(^^:)