ラッキーなことに、ルンプヤン寺院へ行く、チャンスに恵まれました。
そうそう、あの「トッケー・・・OK!」のマンクーばあちゃんのところ・・・
ではなく、今回は、天空の寺院と言われている「ルンプヤン LUHUR」へ
山の頂上に立つ寺院だ。
出発二日前からドライバー探しを始めたが、みんな忙しくてゲットできず、
仕方がなく、私を含め、バリに住んでいる友人と、日本から来た友人、
3人で行くことになった。
確か?いつも行く寺院の手前に看板があったはず・・・それを頼りに
上へ上へと車を走らせた。
あった!あった!ココ、ココ!!
駐車場には、番している人がいて、「ココがLUHUR?」と聞くと、
「この山の上だ。約1KM」と、教えてくれた。
ラッキー、自分たちでも来れたじゃん!!と、喜ぶ私たち。
階段を上がると寺院があった。とりあえず、ココでお参り。
うわさでは、とても厳しい階段が永遠と続いている・・・・って、
「無事にLUHUR寺院にたどり着きますように・・・」
私たちは、祈った。
方向はこっちであってるよね???
山を登り始めた。(私たちの格好、こちらの民族衣装にビーチサンダル)
道は、あるけど、これって、道???登っても登っても、ガイドブックにあるような
途中の寺院や階段は現れない。
友人一人が、倒れた。登り始めて1時間が経過していた。
私は心の中で、道はあっているのだろうか???不安がよぎった。
もう一人の友人に励まされ、意識もしっかり戻った友人は、また、歩き出した。
倒れた友人は、日曜日生まれ、日曜日生まれの人の守護寺院は、ルンプヤンなのだ。
その生まれの寺院へ行くと、自分の人生観を感じることが出来ると、
最近仲良くさせてもらっているマンクーから教えてもらった。
「なんて大変な人生なの???」と、私ともう一人の友人は、口をそろえて言う。
途中から、私の変な責任感が沸き起こり、先に歩き出した。
本当にあるのだろうか?LUHUR寺院???
霧が出始めた、このまま先に進むのは無理かも???
諦めようとしたとたん、霧が晴れた。
先に進めということだろう・・・二人とは、だいぶ離れてしまった。
道は、ほとんど道ではなくなっていた。
私は、腰布をまくり上げ、山をよじ登った。
屋根が見えた!!!
うれしくて、うれしくて、山をよじ登る。
数段の階段の下まで来た。
んーーー?何千段あると聞いていたのに、この階段はなに???
上を見上げると、おじさん二人が現れた。白の民族衣装を着ている。
「ココがLUHUR寺院?」と聞くと、そうだと言う・・・
やったーーーー!!!到着!!!
と、喜んでいると、「何でこんなところから来たの?」と、おじさんたちに言われた。
「えっ?他に道があるの???」
「普通はこっちの道から来ないでしょ?」とおじさんたち・・・
友人二人も30分後に到着した。
「普通はこっちの道、使わないらしい・・・」
大笑いしながら、寺院へ近づくと、お参りに来ていた団体さんが記念撮影しているところだった。
私たちも招かれて、一緒に写真に写る。なんだか、到着したことを歓迎されているようだった。
さて、お参り、団体さんたちは帰ってしまったので、私たち3人だけが、LUHUR寺院に残る。
マンクーも私たちを不思議そうに見る。
お祈りが終わって、「私たちは、どうやら裏道から来たようです。」とマンクーへ言うと、
「裏から来る人は、ほとんどいないよ」と、マンクー。
「帰りは、表から帰ったほうがいいですよね?」と聞くと、
「裏から来たから、裏から帰るしかない」と言われ、呆然とする私たち。
気の毒に思ったのか?マンクーからお供え物の果物、お菓子を頂き、
その場で、残さず食べた^^
さて、うわさの竹の中から出る聖水。
高次のエネルギーが体内の隅から隅へと行き渡った。
ルンプヤンとは、光のエネルギーが満ち溢れているという意味らしい。
また、後から知ったのだが、この寺院へは、心の清らかな人でなければ、
来ることができないという。万が一、来れたとしても、心が汚れていれば、
竹から聖水が出ず、頂くことができないとか???
私たちは、無事到着し、竹からの聖水も頂くことが出来、大満足だった。
ただ、またあの道を帰らなければならない。
「自分で撒いた種は、自分で刈らなければならない」
まさしく・・・人生そのもの・・・・
でも、帰りはエネルギーが充電されたこともあって、楽ちんでした。
最初の寺院に戻ってきた。
無事、下山できたお礼をして、顔を上げると、山が目の前に飛び込んできた・・・
まさか・・・この山を登ったの???
最初からこの山を見ていれば・・・登ろうと思わなかったかもしれない・・・
なぜ、わざわざ、厳しい道を歩いたのだろう・・・もっと、楽な道があったのに^^;
私たち3人に共通した教訓だった。
駐車場まで来ると、番人がホッとした顔で私たちを見る。
「上まで登れたのか?人はいたか?」と聞く。
「マンクーにも会って、聖水も頂いた」というと、
「OK^^」と、喜んでくれた。
「ここから登る人は、どのぐらいいるの?」と聞くと、
「あまりいない・・・」
えええええええっーーーーー!?
早く言ってよ!!!!!
帰り道、二度とあの道は歩かないと誓った・・・
と、同時に、二度と大変な人生は歩まないと誓った^^
気がついたら、お腹が空いていた。
チャンディダサにあるレストランで、がっついて食べた。
空には、薄い三日月が微笑んでいました^^
ルンプヤン ツアー 最高!!!