孫との旅日記

2011年08月11日 13時49分50秒 | 日記

行き先も、泊まる所も決めずに、行きあたりばったりです。

と、言っても最初の行き先は決めてました。

まず、最初は、旭川方面に行こうと。

そこから、層雲峡の方へ回り黒岳に登ろうと。

だから層雲峡のホテルに予約も入れてありました。

所が、札幌駅で、孫とあった途端、新十津川に行きたいと。

新十津川の昆虫館に行きたいと。

なるほどと思い、急きょ行き先変更。 さて面白くなるかも…。 と一人ワクワク。

あっ、カメラは持たずに出かけました。

夢中になっても大人げないし、写真を撮ることが目的ではないし…。

写真は目と言うファインダーからのぞき 心のアルバムにしっかり収めて来ようと思っていました。

3日間、天気には恵まれました。

一応孫が一緒ですから、雨合羽を持ちましたが使う事もなく

空は青空 いい気持ちと歌いだしたくなるような3日間でした。

 

あっ、孫は、Sと言います。 これからはSと呼びます。

Sは小学4年生になった男の子です。

両親が共働きをしているせいか、小さい頃から聞き分けが良すぎて

私にはそこがちょっと不満でもあったわけなのですが…。

Sと二人だけの旅は初めてです。

お互いちょっと照れる所から始まりました。

二人で列車の中でお弁当を食べおしゃべりをしてる間に新十津川到着。

所が調べなかった私も悪かったのですが、何と昆虫館(虫ランドと言うそうです。)は閉館してなくなってました。

で、やむなく次の旭川行きを待って旭川に向かいます。

旭川からバスに乗り換え、層雲峡へ。

ホテルに荷物を置き、そこから歩いて黒岳のロープウエイ乗り場へ。

ロープウエイとリフトを乗りていで、7合目まで行けますので子供でも容易に登れます。

黒岳と言うのは、1984メートルの山で、北海道の大屋根、大雪山の連峰の一つです。

豊かな自然と荘厳な景観が魅力の山々です。

眼下に雲が有りちょっとした仙人になった気持でした。

高山植物のコマクサ草がピンクの可愛らしい花を咲かせていました。

生憎 ガスがかかってきたので頂上へは行かず、またロープウエイでおりてきました。

 

Sと一緒にいて感じたのですが、彼の両親は二人とも 音楽家です。

小さなときから音楽を聞いてそだったからでしょうか。

絶対音感を持った子なのです。 ( 母親も絶対音感を持ってるのですが。)

絶対音感なんて特殊な能力かと思っていたら

すべての音を拾ってしまうのですね~。

ちょっとかわいそうでした。

人間は不必要な音や聞かなくてもいい音は、自然に耳には入って来ないと言うか

脳が認識しないように出来てるものだと思うのです。

そうしないと疲れますものね。

でも Sはすべての音を拾ってしまい、その中の音を瞬時に音階(音程)に変えてしまうのです。

今更ながらビックリです。

雲や風にも音階が有るなんて知ってました?

おまけに嫌いなと言うか不安になる音階が有るらしく、

えええっ、 てビックリするような所で反応するので

何でこの音が音楽になるんだ。と、こちらも驚いてしまいます。

 

旭川からは、二通りの行き先を考えてました。

道東方面に向かいクジラウオッチングをするか、稚内方面に行き、稚内見物や出来たら利尻島に行ってみようかと。

で、彼はクジラウオッチングをしてみたいと言うので、網走方面に向かうことにしました。

夫に連絡してまず泊まるホテルの手配をしてもらって、また旭川に戻って電車に乗ります。

本当は知床の方にも行ってみたかったけど、まだそんなに沢山は無理でした。

網走ではレンタカーを借りてサロマ湖や原生花園を見たり、納沙布岬に沈む夕日を二人で見たりしました。

二人並んで夕陽を見ていたらもうこんな機会はきっとないだろうな~

って思い、ちょっと目頭が熱くなりました。

次の日はホエールウオッチングしましたが残念ながらクジラには会えませんでした。

その代わりイルカが遊覧船と並行して追いかけてきて可愛かったです。

網走には2泊して、帰りは女満別空港から飛行機に乗り千歳まで帰ってきて

そこから、札幌まで戻りました。

3泊4日のSとの最高の旅でした。

楽しかったけどちょっと気を使い疲れました。

が、いい旅でした。

Sより私が、嬉しくて、一番楽しんでいたのかもしれません。

また行こうねって話しながら、でした。

 

明日から田舎のお墓参りをかねて出掛けます。

早朝に家を出発しますのでコメントお返事遅れるかも知れません。

m(__)m