新巻きサケ

2015年12月16日 15時20分40秒 | 日記

これから長い冬ごもりをするホッカイドウには

いろんな保存食がありますが、中でも新巻きサケは

塩を効かせてあり保存食としてはとても便利なものです。

食べ方はいろいろありますが

我が家ではかす漬けにして来年の2~3月までも時々食卓に上がります。

3月頃になると気温も上がってくるので残りも少なくなりますし

大き目のタッパーに入れて冷蔵庫で保存しますが

冬の間は他の漬物と同様に北側の物置に保存しておきます。

よく切り身で売ってる鮭とは違い塩のきいた新巻きサケは

切り身にしてそのまま焼いて食べるというのは

塩辛くて無理だと思います。(^-^;

本州でも塩辛い新巻きが手に入ることがありましたら

こんな北海道独特の保存法はいかがでしょうか?

冷凍のものは完全に解凍します。

私はそのまま常温で1日くらい放置します。(^-^;

まず、新巻きは鱗をそぎ落としハラミに入ってる塩と共にきれいに洗い流します。

 

頭を切り落とししっぽ背びれ胸びれ尾びれを

調理ばさみで切り落とします。

しっぽの先に置いてある氷頭(頭の頂点の部分)は

お正月の氷頭なますに使いますので冷凍庫に保存します。

最近は暮れでないと新巻きサケは売ってなくなりました。

スパーなどでは、切り身でパックに入っていたりしますが

私は鱗をきれいに落としてしまいたいので

なるべく1匹まんまのを買うようにしています。

 

樽に漬物用のビニールを敷き

買ってきた酒粕

これは2キロのものと1キロのものがありますが

私は姉や、娘、息子の所にも分けるので

2匹買ってきたので、3キロ使いました

これを、調理用の酒で伸ばして柔らかくします。

みりんや砂糖は入れないほうがいいと思います。

焼いて食べるとき焦げやすくなりますから。

鮭にかすを塗り付けるようにして漬け込みます。

これを空気を抜くようにぴったりとサランラップをかぶせて

覆いをしてできあがりです。

重しは必要ありません。

こうして気温の低い所に置いておくと3日目くらいから食べれます。

ただ北海道は気温が低いのでこのまま涼しい所に置いておくといいのでしょうが

南の国ではタッパーに入れて冷蔵庫に保存と言うことになるんでしょうか?

かすを洗い落として焼いて食べるのですが、

粕の力で塩分が適当に抜けておいしいんですよ。

あと北海道では、三平汁と言って新巻きサケの頭やしっぽの部分を

ジャガイモやニンジンゴボウこんにゃくなどと煮込んで

アツアツを頂いたり三平汁に酒粕を入れてかす汁にしたりして

頂くことがあります。

最近の私は冬道の凹凸がよく見えなくて

あまり表に出なくなりました。

何をやってるかと言うともっぱら漬物つくりをやっています。(^-^;

ニシン漬けを作ったり新巻きサケの塩分を利用して

鮭石狩漬けを作ったり

だいすきな赤かぶを酢漬けにしたり

ハタハタと鮭の飯寿司も作ってみました。

血圧高めなのに塩分取りすぎになるな~~と思いながら

せっせと作っています。(^-^;