何でも発言

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透明性ガイドライン、全然不透明

2017-01-05 20:10:15 | 政治

透明性ガイドラインって知ってる?

1. 患者から集める医療費と国民から徴収している健康保険を医者、医薬・医療機器業界、そしてお役人の欲のために流用ししない、
2. 自分達の儲けのために賄賂で国民の生死を操ってない、
3. 1.2のことを患者自信が確認や判断ができるように情報公開する仕組み

この制度ができた背景は医療・医療機器業界が医者や医療機関関係者に賄賂を渡し健康保険資金を悪用し資金が底を突きそうになった危機がとうとう来てしまったのと、抑制するために患者が監視できるようにしたのがホントじゃないかな。

だけど蓋をあけてみれば、結局この制度を監視する組織が全然不透明。

何故か?

企業会計ってのは発生基準という会計方針で毎年決算報告書が作成されるんだよね。
発生基準とは、例えば2016年12月の講演で医者に2017年1月に払う講演報酬なら12月の費用と会計で記録する。

この費用は2016年度決算報告で申告され、企業は通常この締めくくりで数字を把握するんだよね。
だけど、透明性ガイドラインでは2016年中の支払ときてる。
それも、医療関係者以外をその他とくくる、接待交際費なんて経費精算でするものは発生基準で作る決算報告書のデータでやらなきゃわけわかん。

こんな支払を基準にしたククリにすると、何が起こるか?
それは、検証するのが困難だろうねぇ。
それに、経理に詳しい人ならわかると思うけど、支払データってのは通常買掛金の相殺データ。 ここには消費税が入り、源泉預かりが引かれた数字。 支払いデータで数字をまとめるってのは、そこから費用を逆トレースするんだよ。
相当な力量がなければ、まとめたデータを説明できないってこと。

もっと悪いのは支払い基準でデータを作るってことになるからそれだけ無駄な人件費がかかりそのコストが売値に転嫁され、必然的に企業は健康保険資金から利益を得ようとするよね。
もちろん決めの問題で解決すると思う。
公開データは発生基準を採用しています、消費税は含みませんと決めればいいだけ。
だけど、多くの企業担当者はその判断ができない。 それを仕切っているのが経理に疎い、または判断できない人が責任者だったり。 
ま、雇用は確保されるかもしれない。。 だけど、全く無駄で賢くないよねぇ。 

あと、ガイドラインでの例題に「何処にいくら」とあるのに、それを文章でDifiniteしてないんだよ。 わざと曖昧に?
http://www.jpma.or.jp/tomeisei/aboutguide/pdf/150402_02.pdf

↓のリンク先の公開データから一件だけクリアにしているところを見た。 他ほとんどは金額が無いリスト。 (見たのは上から10件)

企業公開一覧↓
http://www.jpma.or.jp/tomeisei/guideline/2015.html

リンクを一つづつクリックしてみて欲しい。 クリックするとリンク先の開かない、エラー、申請しないと見れないところが多くある。

「公開」なんだから申請は無いだろう。。と思わない?
申請しないと見せないのは、操作可能じゃない?
そもそもエラーがでる、申請しないと閲覧できないってのは、この制度運営者は何してる? 

こんな曖昧な公開で何が透明なんだ?
透明性ってのは、誰が見てもデータは動かない事でなきゃいけないと思うんだ。。

だいたい、データ公開することに医療関係者から同意を得ているのに医薬・医療機器業界がこういう対応ってのは、どういう事だ?

私は、2016年度のデータを整えてるんだけど、この制度ってホント無駄。
会ってるかどうか検証できないデータを公開してるならもっと無駄。
透明性の確保と公開データ基準は別々でガイドラインを作るのが基本じゃないか?という感想です。 

コメント
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