http://news.tv-asahi.co.jp/news_politics/articles/000100648.html
一緒に犯罪を企てた者が問われる罪は同一の罪、殺人罪、詐欺罪、窃盗罪、などなど。
http://www.bohan-land.com/contents10.html
その犯人が犯行しやすくするのに手を貸してしまう罪は幇助(ほうじょ)罪。
じゃ、共謀罪って何? 共謀して犯行するのは主犯と同じ罪でいいじゃない。 テロしやすくするために防犯カメラや警備箇所の情報を提供してたのを幇助罪でいいじゃない。
今あるもので対応できるよね?
じゃ、共謀罪ってホントは何がポイントなんだ?
つまり、捜査の枠を広げるためのものじゃない?
枠を広げるってことは、自然と怪しいと思ったものを追及できる権限が与えられる、そういう事だと思う。
市民にとって安全になるってことは良いことだろうけど、一歩間違えば警察が得た情報だけでとがめられることもあり得る。
なんたって、「知ってただろう」ということって立証するのが難しい。 だからその犯罪者と何等かの接点があるだけで犯人呼ばわりってことだと思うんだ。
だから、もし犯人が事前にその人を陥れようとしていてもこれを立証できなければ簡単に犯罪者にあることもあるんじゃないかな。
例えば、東京駅で自爆テロを企てた者、Aがいるとする。
警察はこのテロを起こすと思っている人間を以前からマークしていた。
盗聴、盗撮、GPS、行動範囲の観察で接触人物も調査済み。
実行日となる日を推察し、その前夜逮捕する。
と同時に接触人物も確保。
その中に逮捕された者の隣に住んでいたBさんも含まれていた。Bさんは歳の近いAと引っ越し当初から仲良くなり互いの家を行き来していた。
Aは前からこのBをはめるつもりでその隣に引っ越した。何故ならBは警察に出入りする業者だったからその内部の動きに詳しく自慢だった。
警察はBはAとの密会が容易にできるような状況を作りだし、犯行に必要な情報を提供していたと状況証拠を用意している。
これにBさんはどう反論できるだろう?
Bさんはただ自慢したいだけで話した事がAにとっての必要な情報だった。
Aには実は警察庁内に勤務する友人Cがおり、Cの情報が犯行を用意にすることができる状態だった。 しかしCに焦点があたらないためにBの情報を利用することが必要だった。
仮にAが自爆して死んでしまえば本当のことが言えるのは誰もいない。Bが無実だと立証できるのはCだけだって怖いよね。
テロって犯罪を防ぐために共謀罪ってものを作っても意味無いってことだと思うんだ。
やろうと思えば誰にでも罪を着せられる。共謀罪っていろんなものを作っても、結果すごい世の中へ導いてる仕組みを作るってことかも、と思うな。
もし自分がはめられたら?って考える立場で見た方が、今の議論は恐ろしいのかも。