移転価格税制。。。
今の派遣先の会社で初めてこの知識が必要となった。
そもそもこの移転価格税制は不当な価格で操作しないというようなニュアンスかと思ったのだけど、
改めて本を読んだら
この制度自体が不当ではないのだろうか?
そう思った。
わかりやすく説明すると、
本社Aが日本にあり、その子会社A'がアメリカにあるとする。
ある取引、
Aが100円で仕入れた商品をアメリカにある無関係な会社B社へ150円で売る。
同じ商品を子会社A'には110円で売りC社へ200円で売る。
日本国内に全て存在する企業なら法人税がいずれかの会社から徴収されるけど
海外にある場合、子会社へ110円で売られては10円分の利益からしか法人税が取れない。
それを許しては所得を不当に海外に流されて税収が減るので独立企業へ売ったと見込んで税収を取る。。。
それをした場合、日本で沢山税収をとれるのにUSでは税収がまったくないというのも不公平。
それで価格を設定しましょう。。という事だと思う。
だけど、そもそもGlobalに事業推進をしているくせに
税収は平等にというのもおかしくないだろうか?
まるでおこぼれを頂戴しているようにしか思えない。
こんな制度なら
いっそのこと国内企業が外資資本を入れずに発展をさせていく制度の方がまだ税金を納めているものも納得できる。
全く矛盾したような制度。。。
そう思うのは私だけだろうか????