月曜日は、祭日で3連休、初めての旅行に出かけることにした。私は、慎重派なんのでもう少しおとなしくしていたかったが、夫は出かけたいばかりだった。
確かに「歩てはいけない。」「写真撮ってはいけない。」は、ストレスフルだった。この国は、観光地は、治安が良いので、カメラをぶら下げて歩いても良いという。(ホントかいな?)
ホテルは、2週間ぐらい前に、夫がインターネットの旅行サイトで探してきた。初めてなので、割と良さそうな所を選んだ。ところが、日本語では、「クレジットカードから代金を引かれることはありません。」と出るのに、英語の表示では、1ヶ月以内になるとキャンセル料が、100%で、予約を入れた時点でクレジットカードから、代金が引かれるとある。なんだか、不信感がつのる。
それで、直接ホテルに電話して、予約することにした。結局、クレジットカードの番号を言わされ、予約した時点で、クレジットカードから全額ひきおとされた。でも1ヶ月以内の予約で、電話での直接予約なので40%割り引きがあるという。
40%引きは、ありがたいけど、クレジット・カードの番号を電話で言っただけで、カードを機械に通すこともなく、暗証番号を打ち込むこともなく、サインすることもなく、口座から、代金を引き落とせるの?
それだったら、誰かが、私たちのクレジットカード番号を知っていたら、使えるということじゃないか?信じられない!
でももう、払わされてしまったわけで、行かないわけには行かなくなった。
二人で2泊、US$167。お値打ち!
交通手段は、ボート(船)。乗り場へ、先日見に行った。キーカーカー・ウォター・タクシー(Caye caulker water taxi)という。キーカーカーは、カーカー島の意味。キーカーカーに寄ってから、サンペドロへ行く。
前日に夫が、昼休みに切符を買いに行ってくれた。ベリーズ・エクスプレス(特急)・ウオーター・タクシー。前から2社あると聞いていた。こっちは、直接、サンペドロへ行くという夫の説明。二人往復BZD110。
チケットは買って、時間表はもらったけど、いつでも使えるチケットで、予約はできないという。
(3連休だけど満員で乗れないとか言うことはないんだろうか?)
朝、早くから、バタバタすると疲れるので、10時45分の便にする。でも万一乗れないと・・・次の便は、1時だからちょっと困る。
10時ごろにタクシーにきてもらう。それもちょっと悩んだ。日本のようにタクシー会社に電話するシステムではない。個人的にタクシーに電話する。
すでに数人電話番号をもらってある。悩んで、信頼できそうな人に30分前に電話する。「時間厳守だよ:Please be on time.」って念を押したら、「時間より前についているよ。」との答えだった。
4分前に家の外へ出てみたが、来ていない。やれやれ、来なかったら、急いで別のタクシーを呼ばなくてはならないと思っていたら、携帯電話が鳴った。
「まさか、今更来れないというのではないだろうな。もしそうだったら、二度と使ってやらないからな!」と思いながら、電話に出たら、家の前にいるという。あわてて、家をでる。それで、サングラスを忘れた。玄関に置いてあったのに・・・。最近眼の調子がよくないので、一番大事なアイテムだったのに・・・30分以上前から、ウエストバックを付けて帽子もかぶってスタンバイしていたのに・・・。
我が家から、船着場までは、割と近い。15分ぐらい。
タクシーから降りるとすぐに、緑のポロシャツのあんちゃんがきて荷物を持って行って、リヤカーみたいな荷台に乗せてタグをつけてくれて、半券をくれた。後は、アナウンスがあるまでベンチで待つだけ。
船は、来ていた。(ほっ)
ホテルのHPに、到着時間を前もって連絡するようにと書いてあったので、電話する。迎えに来てくれるらしい。電話すると「その番号は、現在使われていません。」というテープの声。うひぁ~、昨日確かめの電話を入れておくべきだった。予約完了のメールを印刷してきただけで、他には、電話番号を持っていない。(これは、困った。・・・まぁ仕方ない。)
11時半ごろに荷物を積みこんだ。私たちのようなコロの付いたキャリヤー(飛行機の機内持ち込みに使うバック)のほか、大型のスポーツバック、段ボール箱や円筒のプラスチックのペンキの入った容器のような入れ物がいくつもあった。
11時45分発なのに、なかなか乗船させない。
ぎりぎりに乗せる。乗るところで、切符を切り取って半券を返してくれる。
2・3人遅れて乗った夫が止めらて、「このきっぷは、帰りのきっぷだよ。」といわれて、一旦破り取った切符を返され、私の持っている半券を確認。無事乗船。
夫が昨日買ってくれたチケットは、点線で真ん中で切れるチケットが2枚だった。それは、往復のチケット二人分だと思ってそれぞれ持っていた。ところが、それは、1枚は、二人の行き分で、もう一枚は、二人の帰りの分だった。返してもらう下半分は、単なる控え・・・。あそこで兄ゃんが、気づいてくれなかったら、帰りのチケットがなくなるところだった。
あぶな!
乗ってみたら、座席の下に荷物がある。これでは、客が他人の荷物を開けて中のものをとることもできるんじゃないの?
わたしは、ウエストポーチとリュックとキャリヤーを持ってきた。今回は、初めてなので、貴重品はできるだけ少なくし、ウエストポーチとリュックに入れているし、キャリヤーには、何も高価なものが入っていないにもかかわらずロックをかけてある。
夫は、今回は、キャリヤーだけ、後は、ポケットの一杯ついたズボンをはいている・・・。キャリヤーには、一眼レフもパソコンも入っている。ロックなんかかけるわけがない。
今更、どうすることもできない。
出発時間を過ぎても、客はやってきて、そういう人に限って、ゆっくりチケットを買いに行って、ゆっくり歩いてくる。11時過ぎて、出発した。
夫は、もっと豪華な座席を想像していたらしく、不満げだった。乗り合い船だね。まあちゃんと屋根はあるから・・・こんなもんでしょう。
一応速い。ほとんど波のない海をどんどん進んでゆく。ボコン・ボコンと船底が、水面に当たるたびにバウンスするが、不快なほどではない。さんご礁の中に居るので、波がないのだそうだ。サン・ペドロに付くまでずっとこの状態だった。そうそう、この船は、エクスプレスという名前だけど、キー・カーカーに寄った。結局、
どちらの会社の船も全部、キー・カーカーを経由してサン・ペドロへ行くらしい。
1時間半ぐらいで、サン・ペドロに到着。先に下りて、荷物が出てくるのを待って・・・。荷物は勝手に持っていけないように柵の中へ運び込まれて、会社の人しか入れないようになっている。そしてきちんと半券と確認して渡している。まあそれは良いけど・・・。ちょっと待たされた。それに荷物はリヤカーみたいなカートで運んできたけど、その荷物の積み方がすごい。
壊れ物は、自分で持って乗船したほうが良さそうだ。
桟橋を降りると、タクシーが待ち構えていて、すぐホテルへ。ほんの数分。BZD10.00。
ネットで、タクシーに乗ってホテルまで行ったら、ホテルの人が、支払ってくれたという情報もあったので、それを期待したけど、着いて自分たちで払ってしまった。
フロントで、文句言ってやろうと思った。「電話したけど、使われてないといわれた。」と説明したけど、番号は、あっていて、しかも試しにかけてみたら、ちゃんとかかった。
夫には、「押し間違えたんだろう?」って言われたけど、昨日、携帯に登録しておいた番号で、いちいち番号を押したわけではない。どうなっているんだろうか?ともかく、文句言って、タクシー代を返してもらおうという私のもくろみは、あえなく破れた。
部屋は、まだ準備できてないので、チェックインだけして、荷物を預かってもらって、昼食を食べに・・・。(HPには、チェックインの時間は2時とあった。) ところが、レストランがない!。
これ↓
うぅ(泣)
バーだね。なんと朝食代が、宿泊代に含まれていない。そういうことは、調べたつもりだったのに・・・。朝食、昼食はここで食べれるらしい。夕食はない。夜は、あんまり出歩きたくないので、ホテルで食べたいのに・・・。これは困った。
ともかく何か飲んで一息つくことにする。フロントでウエルカム・ドリンクとして無料のラム・パンチの券をもらった。私は、アルコールは、だめなのだが、あっさり変えてもらえた。ビールとかでも良いみたい。(夫は、この後ずっと頭痛に悩まされる。このラム・パンチに入っていた安物のラムのせいだといっていた。安物のお酒に弱い人は、ビールとかにしたほうがいいかも・・・?)
プライベート・ビーチって書いてあったけど、狭い。一応きれい。
プールは、ちっこい。写真では、もっと大きい感じだった。
昼食を注文して、ちょっと偵察。
バード・ワッチがあるというので、一人で見に行ってみる。迷いながら進む。
おぉ!これかい!
予想に反して、でかかった。
でも、ぼろい。まず2段目の階段の板がなく、ヨイショッと登る。木がどこも朽ちていて・・・いつ壊れるかわからない状態。登りきったら、これ↓
完全に木の上。これで鳥が見れるのだろうか?
やっと昼食。
夫は、は、フィシュ & チップス(BZD15≒¥600)。
私は、チキン・ブリトー(BZD12≒\480)。税金もサービス料の取られないので、安い。味はまあまあ。
昼食が終わるころ、部屋の準備が出来たと案内の人が来る。荷物もちゃんと運んであった。
部屋がねェ・・・。
夫曰く「穴ぐら」だった。
写真の1階真ん中、階段の後ろの部屋
何もわからなくて、予約した。表側に、はめ込みの窓がある。、あとはまったく窓がない。ダブルのベットが一つある部屋と、奥にトイレとシャワーがあるだけ・・・。なんだかしょぼい。一応小さな冷蔵庫と、コーヒーメーカーと電子レンジとトースターと食器はすこしあるけど、棚の中で、使えるような状況ではなく、コーヒーの粉さえない。
初めてなので、まともなホテルにしたつもりだったけど・・・一泊US$120の部屋なんだけど・・・
それにしても窓が全然ないというのは、理解できない。
しかも、夫が、「トイレが流れない!」という。
(うひぁ~)
すぐにホテルの人にトイレを直してくれる人送ってくれるように頼みに行く。このあたりで、かなり落ち込む。
夫は、すぐに鳥の写真を撮りに出かけてしまった。私は、ごろごろして直しに来てくれる人を待つ。割とすぐに来てくれた。でも道具も持たず・・・なにかちょこちょこいじっただけで、「直りました。」って言って帰って行った。
チップ上げるのも忘れた。ひょっとして、チップ目当てで、はじめから壊れてた?ここはその程度のホテル?不安がよぎった。
でもその割には、まじめそうな人だったし、チップを待っている感じでもなかった。
夫が帰ってきてわかったのだが、何も変わっていなかった。トイレは壊れていなかったのだ。もともと流れが悪いのだ・・・。いつ詰まるかわからない不安なトイレ・・・それって最悪!
ともかく気を取り直して、町に行ってみる。
町は、大雑把に言うと、土産物屋が並んだ1本の通り・・・。カメラをぶらざげてブラブラできるって聞いたけど・・・。もともと観光客用にゴルフカートを導入したと思うが、一般の人も車代わりに使っているらしい。多すぎて、危ない。ぶらぶら歩ける感じではない。
帰りは、海岸沿いを歩いてみた。
こっちはこっちで自転車が結構走っている。私たちのホテルでも貸し出してくれる。けどこれが、ハンドルにブレーキがないやつなんだよね。アメリカには、割とよくある。私は、自転車は結構好きなんだけど、あれはちょっと苦手。
ビーチは、珊瑚のかけらなので、白くてきれい。掃除もちゃんとしてある。海は、水はまあまあきれいだけれど、海底に、草がぴっしりはえていて、しかも遠浅で、全然きれいじゃないし、とても泳げる感じではない。
一旦ホテルに帰って、夕食を食べにでたが、最寄のレストランが、とってもわかりにくくて、苦労した。
最終的には、別のホテルのプールを掃除していた人に尋ねて、その人が丁度出かけるところだった別の人に頼んでくれて、連れて行ってくれた。
食べたのは、カレー。
ベリーズの銀行のデビットカードで払おうとしたら、3%割り増しになった・・・前いた国では、どこへ行ってもデビットカードで問題なく払えたのに・・・
なんか良いことなし・・・。
でも夜の海岸を普通に歩けたし・・・まあ、それは、とてもうれしかった。
レストランに案内してくれた人、レストランのボーイさん、ホテルのフロントの人から得た情報では、楽しく泳げるところは、ここにはなく、ホール・チャン海洋公園へ行かなければならない。そこに行くには、どこかのスノーケリングのグループに入らなければならない。
人々は、観光地で働いている自覚があるというか、とても親切だった。
私たちが、泊まったホテルは、カリビアン・ビラ・ホテル
Caribbeans Villas Hotel 。
ホテルの説明は、11月21日のところにアップしました。