(この記事は、6月29日の2つ目の記事「家賃の請求」の続きです。家賃の請求から読んでね。)
どこの国に行っても、一回は水のトラブルに合う。だから、用心しているつもりだった。
毎月水道と電気のメーターは、チェックしようと思っていたんだけどね・・・。ともかく何とかせねばならぬ。
まずは、原因を確認しなくては、・・・。
エルベルト(この集合住宅のマネージャー)さんに電話。この人は、自分の都合が悪いときは、電話を取ってくれない。「請求書もらったけど、水道代が、ものすごく高い。メーター見たら、今月は、もっとたくさん使ってる。これは、異常だ。何とかしなくてはならないから、人を送って!トイレのタンクも昨日壊れた。今から、出かけるから、午後2時に必ず人を送ってね。」
普通なら、「すぐに・・・」っていうところだけど、ここでは、すぐには無理だとわかっているし、今日は、ヨガなのだ。それとまずは、どこかで漏水しているのか、トイレが壊れたせいなのか確認しないとけない・・・。
トイレのタンクの水は、しっかり元栓を閉めたから、ここから漏れる心配はない。家の裏にあるメーターを確認。3時間後帰ってきたときに、どのぐらい変わってるか調べる。
これ、うちの水道メーター。これもまたすごいんですよね。これ2つは、我が家と向こう隣りの分。日本人だったら、当然、こっちが、うちの分で、向こうが、隣の分だと思うでしょう。ところが、違うんだなこれが!(笑) 壁の中で、水道管が交差しているということでしょうね?
下の写真、向かって左側が我が家の分。見て分かります。これさかさまについてるんですよね。場所だけでなく、メーターが逆についている。
下から、水が入って、上に出てそこから家に入るんですが、メーターが逆向き・・・ということは、メーターの数字は減ってゆくんじゃないかと思うだけど…なぜかちゃんと増えてゆく。
ここで、数字を一つ読み間違えていたことに気が付く・・・。反対に読むって、結構難しんですよね。先月よりは、たくさん使っているけど、ざっと計算すれば、2万円分ぐらい・・・ほぉ~良かった。これで、一安心。それでも高いけど・・・。
家の中には誰もいない。見ていると、小さな羽根車は、ゆっくりまわっている。やっぱり、どっかでもれてるのかもしれない・・・ひとまず出かけました。
3時間後に戻ってきて、チェックしたら、やっぱり数字が、進んでいる。間違いなく漏れているので、すぐにエルベルトさんに電話。でもとってくれない。携帯メールに、「戻ったから、できるだけ早く人を送って」て入れたら…すぐにサントスさんが来てくれた。
エルベルトさんは、ちゃんといるのに、電話とらないんだよね。今度、オーナーに告げ口しとこ!
サントスさんは、電気のメキャニックと思っていた。今までに台所の電燈を直してもらった。若いのにちょっと太り過ぎ・・・。
「水道関係もできるの?」ってきいたら、「なんでも・・・」ってここの従業員は、すごいね。
事情を説明したら、すぐに理解してくれて、「ああ、それだったら、きっとこれだ!」って、表に連れて行かれた。玄関の壁のぞいの土地が、一部ぬれていた。木に隠れて気が付かなかった。ここで漏れてるんだ。
「他の家でも、同じことが起こったんだ!」「土地が下がって、水道管を引っ張る形になって、はずれたり折れたりする。」
(なんだ!わかっているんだったら、もっと早く点検してよ!)( )は、心の中で思ったこと。
「今、ここを掘って、午後、部品を持って戻ってきて直すよ。」
水は、今は止めないというので・・・ちょっと一息ついてた。手を洗おうとすると、水が出ない。???(午後から止めるんちゃうの?)
外から、呼ばれて、「水使ってるやろ?」って言われた。
私「使ってないよ・・・っていうか・・・出ないもん。」(あなたがとめたんじゃないの?)
一応どこも出てないか見て回って、「どこも出てない。」と言いにゆくと・・・彼は、ガーンという感じで、説明してくれた。
漏れてるところを見つけて掘ったら、外れてしまって、水が噴き出したので、元栓を止めた。なのにまだ、水が止まっていない。
結局2か所で漏れてた。でも家の外だけだった。家の中(壁の中とか床の中)で漏れていたら、大工事になるところだけれど、家の外でよかった。
でも、予測より早く水が止まってしまい。私は、ヨガから、帰って、シャワーも浴びてなかった。昼ご飯も食べてなかった・・・手すら洗っていなかった。あ~もっと早くやっておくべきだった。
しかも今日は、まんの悪いことに夫が弁当が要なかったので、私の弁当もない。我が家の周りは、すぐに買えるところもない
一応、各手洗いの横には、大きなペットボトルに非常用の水は、配備してある。毎月一回変えることになっているけど・・・この前いつ変えたか覚えてない。仕方ないので、その古い水で手を洗って、・・・冷蔵庫から、冷ご飯を見つけて、ふりかけで、お茶づけというか水かけ(飲み水は、大きなボトルで買っている)・・・こっちのご飯のお茶漬けは、まずい!とほほ・・・
サントスさんは、午後に戻ってきて、1時間以上かかったけど、ちゃんと直してくれました。トイレのタンクは、アジャスト(調節)の問題だって、ねじを回して、簡単に直してくれたしね。サントスさんは、優秀だね。
だけど、前々から思っているけど、彼は、太り過ぎ、前に梯子の上で作業する時も危なげだった。今回は、トイレのタンクを直すとき、トイレのふたの上に座ったんだけど、私は、絶対ふたが割れると思った。あんなに重労働なのにどうしてこんなに太るのか・・・彼だけではない!これは、健康に絶対悪いと思うから、アドバイスしようか迷ってる。(その話は、後日改めて。)
やれやれ・・一件落着、よかった~。そうだ、もう一つ残ってた。払ってしまった先月分の水代はあきらめるとして、今月分の水代、何とか、少なくしてもらわなくっちゃ。
ここは、ちゃんとすぐに(すぐにじゃないときも多いけど)直してくれるし、修理にかかった費用も今のところとられたことがない。割と物わかりのいい家主なのです。
この漏水は、私たちのせいじゃない。発見が遅れたのは、請求書が来るのが、遅かったからだってことで、頼んでみよう。
よっしゃ、がんばるぞ!
(こういう交渉事を英語でやるのは、難しい。相手が、良い人なので、何とかなると思う・・・)
家主の人柄は、海外で住むときは、重要です。