私が、crooked treeに用があって、もう一度crooked treeに行くことになってた。
オットは、朝から、機嫌が悪い~。
「昨日の雨はひどかったから、いけないかもしれない。」って・・・
言いながら、出発は、9時だって・・・。
ノーザン・ハイウエイを左折れして進むと、道の横を、川のようにcrooked tree ラグーンへ水が流れていた。このラグーンは、グアテマラからの水って聞いてたけど、周辺の水も集めているんだと感じる。昨日は、結構な降雨量だったんだと思う。
湖(ラグーン)が見えた。結構な水量だ!オットは、いつもの定点撮影の場所を通過!
そりゃないよ・・・!
私としたら、せっかくの最後の締めくくりにちゃんと大雑把定点撮影したかったのにぃ~。一応村に向かって右側。
村に向かって左側。↓向こう岸に見える建物が、birds' view hotel lodge。水が建物の近くまで来ているのが分かる。
ビジターズ・センターで、オッチャンに有機肥料の資料を渡す。
私のセンサーがびびっと来たのだ。馬糞と落ちたカシューのフルーツで作る有機肥料ってcrooked treeにぴったりじゃん!「これは、ヒントだからね。私は、主婦だからね。後は、自分で工夫してねぇ」って渡した。無責任だけど「僕は、ファーマー(農業人)だからね。」ってまんざらでもない顔してた。
水がすぐ近くまで来てる。階段が付け替えれれて、ハリケーンで壊れた床もちゃんと替えてあった。
荷物を整理しているとき・・・(私の荷物は、ほとんど紙物)・・・見つけたメモ(註1)の一文がふと、心をとらえた。
「誰かの切なる想いを別の誰かが受け継いでゆく」
自分が書いたメモのなのに、どこから移してメモかも覚えていなかった。
前回、crooked treeは、これで最後だろうと思って行った。帰り際、バーナーさんに、シスターを紹介された。
↓birds' view hotelのマネージャー(実質の経営者みたい)のバーナーさん。彼女と知り合えたことは、私のべリース生活の良かったことの一つ。
彼女の妹は、学校の先生だったが、退職して、これから、ギフトショップをしようとしているんだという。
ベリーズのお土産物って、外国人が欲しそうなものが全然ない。それでもmade in chinaじゃないし、手作り品が多いのでましだけれどね。外国人の目から見て「お土産物」のアドバイスをしたかった。貧しい国では、本当にひどい暮らしをしている女性たちがいて、そういう人達のお役にたてたらなぁと思っていた。
それで、何回も日本に帰った時に、材料や資料を集めていた。試作品もいくつか作った・・・。でも私と現地の女性とのコネクションは、結局作れなかった・・・。
帰国になって、それらの物の処分に困っていた。
見つけたメモ・・・あったばかりのバーナーさんの妹に、想いを託してみることにした。
もう一つの私の想いもある人が、受け継いでくれた。
長い発展途上国暮らしで、ずっと思い続けてきたけれど、実現できなかったことだったが、最後の最後で、かろうじて、私の想いは受け継いでくれる人に、出会えた。まあよかった。
期待はしない。私は、帰るのだから・・・。それでも託す人ができて、本当にうれしい。
最後にcrooked tree lodge(註2)に行った。アンジーさん夫妻にあいさつしないで帰れないような気分だった。
アンジーさんは、教会に行って不在だったが、マイケルさんと話した。なんとハリケーンで大きな被害を受けてロッジを休んでいるのだという。
今回のハリケーンは、ベリーズ・シティが一番被害が大きかったと聞いていたから、割と安心していたけど・・・
ここは、ひどい!敷地内の木が36本も折れたんだそうだ。
特に大きな2本の木が折れて、その一本が、カバーナ(宿泊小屋)を直撃、大破。今修理中だという。
中央上の方の幹だけになっている木は、素晴らしい大木だった。
デッキの横の大木も枝が、何か所も折れたのだそうだ。
うひゃ~!
これらの後片付けは、大仕事だっただろう。ニックさんが、疲れた顔をしていた。彼は、ここ数年、かなり疲れている。
でも一度は、売ろうとしていたこのロッジをまた継続してやっていくことにしたらしい。
このロッジのメインの建物からの眺めは素晴らしい!
註1 このメモは、高田郁さんの「晴れときどき涙雨 高田郁のできるまで」からのメモ
註2 crooked tree lodgeは、私たちが、ベリーズに来て最初の旅行で泊まったところ