先日、サトーカメラのYouTube動画で紅葉の撮り方というのをやっていました。
そこで案内されていたのが偏光フィルターの使用です。
偏光フィルターは物の表面で反射した光を選択的に強めたり、弱めたりすることができるフィルターです (原理とかは難しくてよくわかっていないので、感覚的にそういうものと思っています)。
植物を撮影する際に偏光フィルターを適切に使うと葉の表面で反射した光 (太陽光の反射なので白色光になります) の影響を抑えて葉の色、青葉の候であれば緑色、今の時期であれば赤や黄色をくっきりと再現できるのだそうです。
偏光フィルターはフィルターガラスが付いた枠が自由に回せるようになっていて、カメラレンズの先端にフィルターを付けた後、フィルターガラスを回すことで写り方を変えることができます。
近くの公園にあるイチョウの木で試してみました。
といっても、自分の使っているカメラでは葉の色の変わり方がつかめなかったので、空の色 (なぜかこれもフィルターを回転させることで大きく変わりました) が最も薄くなる方向と濃くなる方向とで撮ってみました。
まず、最も空の色が濃くなる方向で撮った写真です。
次に空の色が薄くなったところで撮った写真です。
2枚目より1枚目の方が空だけでなく葉の色もくっきりと写っていて、偏光フィルターによる効果が感じられます (フィルターなしで撮らなかったので、フィルターなしと比較できないのが残念なところです)。
空の色が濃くなったのは、たぶん空気中の水蒸気に反射した光が抑えられたためではないかと思いますが、空の色が一様になっていない理由はわかりません。
ほかにも何枚か写真を撮ったのですが、青空の写り方はそれぞれに違っていました。これについてはもう少し試してみるしかないかなと思います。
もう一つ気になったのが露出のこと。
素人なのでいわゆるインテリジェント自動露出、カメラが撮影シーンを検出して、自動的にシャッター速度と絞り値を決める自動露出を使っているのですが、それらの組み合わせが上の2枚の写真でだいぶ違っていました。
1枚目の写真はISO感度125で1/160秒F4、2枚目の写真はISO感度100で1/80秒F6.3。
別の写真でも傾向は同じで、反射光を減らした撮影では絞りが開き気味、反射光が多い撮影では絞りを閉じ気味にするようです。
理由はわかりませんが、反射光が減ってコントラストが上がったので、撮影しているシーンの判別が影響を受けたのだろうと思います。
とはいえ大勢には影響がないくらいなんですけどね。
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