Type-Cコネクタからイヤホンジャックに変換するケーブルには2種類あるようで、最初は100円ショップで110円で売っていた「イヤホンジャック+タイプCコード」というの (写真の右側) を買ってみました。
スマートフォンの機能・性能向上やバッテリー容量拡大のため、イヤホンジャックが廃止される流れとなり、廃止されたイヤホンジャックの代わりにUSB Type-Cコネクタからイヤホンジャックに変換するケーブルが添付されるようになってきました。
ところでUSBはディジタルデータのための規格なので、この変換ケーブルはディジタルデータを受け取ってアナログ信号に変換したうえでイヤホンに送る、そしてマイクからのアナログ信号をディジタル変換してUSBに送信するといった機能が本来必要になります。
しかし、このような機能を変換ケーブルに持たせるとサイズ、コストの両面で好ましくない状況になるため、USBのデータ信号線に無理やりアナログ音声信号を流す仕組みが作られ、Type-Cコネクタとイヤホンジャックを直接つないだケーブルでイヤホンを使えるようにしました (正確にはイヤホンジャックが直結されていることを検出するための簡単な回路がコネクタに埋め込まれています)。
110円で買ってきた「イヤホンジャック+タイプCコード」というのが、この形式の変換ケーブルでした。これをイヤホンジャックのないタブレットに接続してみたのですが、残念ながら音は出ずで、タブレットがこのタイプのケーブルには対応していないようでした。
試しにこのケーブルとタブレットについてきたケーブルをPCのUSB Type-Cポートに接続して試してみると、タブレットについてケーブルはイヤホンから音が出たので、タブレットはType-Cコネクタにアナログ音声信号を出す仕様になっていなさそうだという結論になりました。
USBディジタル音声データをアナログ音声信号に変換するタイプのアダプタは以前からあったのですが、チューインガムくらいの大きさの箱がついた変換ケーブルというより変換アダプタといった感じのものばかり (で、値段も高かった) だったのですが、最近100円ショップで安い変換ケーブルが出たという記事を見て、とりあえず買ってきました。
「USB Type-Cイヤホンジャック変換コード」という名前 (上の写真左側) で330円でした。(商品表面には書かれていませんが) 名前に「USB」とついていること、「DACチップ搭載」と書かれている点がポイントになります。
ケーブル自体はこんな感じで、右側の銀色コネクタのケーブルが110円のアナログ方式変換ケーブル、左側の白色樹脂製コネクタのケーブルが330円のディジタル方式変換ケーブルです。
アナログ方式の変換ケーブルと比べるとType-Cコネクタがほんの少し大きめですが、気になるほどではありません。ただ、110円のアナログ方式ケーブルが金属調のコネクタで高級感のある見た目をしている上、ケーブルも立派で長いので、3倍も値段の張るディジタル方式の変換ケーブルが貧相に見えてしまうのは仕方ないところです。
音質的なところはよくわかりませんが、とりあえずちゃんと音が出ているので良しとしています。
そのほか、Type-Cケーブル関係はいろいろと悩ましいことが多いのですが、その辺はまたそのうちに。
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