ハチの仲間で,人を刺すのは,腰がくびれている細腰亜目に属するハチに限られる。
また,ハチの針は,産卵管なので,人を刺すのは,メスだけ。
タイトルの『ウェストがくびれている女』って,人間の女性ではなく,ハチのメスのこと。
今回,記事に上げるのは,そんなハチの中のコアシナガバチ。
ご覧のとおり,しっかりと,腰がくびれて,スタイルも,色彩も,美しいハチだ。
このハチは,自分用には,主に花蜜や樹液を食べているが,巣で待つ幼虫のため,イモムシなどを狩る。
今回捕らえたのは,イモムシと違って,翅も足もあるツマグロオオヨコバイの成虫。
ツマグロオオヨコバイの生前の姿。
その姿がバナナに似ていることから,『バナナムシ』とも呼ばれる,めんこな虫だ。
あ,捕まえられた。
バナナムシの独特の模様が,ハチのアゴの下にあるのが見える。
あぁ,がっちり,やられている。
どのようにしていたのか,よく見えなかったが,アゴで噛み噛みしていたようだ。
葉っぱの上に,外された足が,転がっている。
かなりの時間をかけて,肉団子に仕上げていく。
たぶん,これで,幼虫用の肉団子完成。
写真の撮影データを見ると,11:01:16 に捕えてから,獲物を肉団子に仕立て,11:05:32 に飛び立っている。
その間,4分16秒だった。
一見,残酷なようだが,全国各地で,日々,数え切れないほど繰り返されている,日常光景だ。
(2024/08/10 コアシナガバチ)
いい女です🥰
ハチ腰ですから。