白い仔と暮らす事につきまとう難問は、
被毛の変色です。
むきになればなるほど苛立ちは募ります。
解決の方法はただ一つ。
毎日コツコツお手入れを怠らない事。
この一言に尽きます。
それしか言いようが無いのです。
では、どんなお手入れを毎日すればよいのか ・・・ 。
私達がちぃ君&もっ君にしているお手入れをここに記します。
朝、5:00
起床から出勤までの貴重な時間にしなければならないこと。
ケージのドッグベッドを片付けケージをコの字型のサークルに分解します。
着替えが済んだら一人ずつコーミングです。
一人約5分ほど行います。
足を伸ばして座り、太股の間に彼らを仰向けにして固定し行います。
四肢のコーミングは、開立させるだけです。
次に髭のコーミングを行います。
このときは毛並みに沿って行います。
そして、ノミ取りコームを使用して目ヤニや目の周りの汚れを取り除きます。
四肢と髭、眉のコーミングが終わったら立たせます。
後はオートマティックで彼らが勝手にブルブルしてくれますので
開立した四肢の毛先は、自然に下がって馴染んでくれます。
ここまでが第一段階です。
コーミングの後二階で遊ばせておきます。
その間に一階のトイレとトリミングテーブル等の支度をしておきます。
私たちも朝食の支度や身支度もしておきます。
6:00
彼らを二階から一階に降ろして暫く遊ばせたり、トイレをさせておきます。
トイレが済んだらお楽しみの朝食です。
6:20
朝食を摂らせたら髭のシャンプーです。
食後、トイレをさせながら少し時間を置いてからはじめます。
ボディをシャンプーする時よりも薄めに希釈したシャンプー液を用意しておきます。
先ず、水を摂らせてからシャンプー液をかけて洗います。
これは、シャンプー液を舐めたり飲んだりしない為に水を飲ませておきます。
気休め程度かもしれませんが、多少の効果はあるようです。
ぬるま湯で下洗いし、シャンプーで本洗い、濯ぎは多少時間をかけて丁寧にしています。
ドライタオルで抑えるように水分を取った後トリミングテーブルに立たせます。
シャンプーするときは二人での共同作業です。
一人が抱えて、もう一人が洗います。
洗面台で作業するのでこうなってしまいますが、比較的短時間で作業できます。
濡れた髭を慎重にコームで梳かします。( 引きちぎらないように慎重に )
このとき毛並みとは反対方向に髭を起こすように梳かします。
ドライヤーで乾燥させます。
温風が直接目に当たらないように気をつけて行います。
髭の根元まで乾燥を確認したら髭、眉を整えます。
髭のお手入れが終わったら四肢の被毛を開立させるようにピンブラシで梳かします。
朝一番でコーミングしてあるのでピンブラシの櫛通も良いかと思います。
前肢が終わったら前肢の先を持って軽く二~三度振ります。
被毛が自重で自然に下がります、跳ねているところがあれば手やコームで少しおさえて終了です。
後肢も同じようにピンブラシで開立させます。
終わりましたら、コームで毛先が前下方に向かうような感じで整えます。
飛節周辺及び下部の被毛は後方に撫で下ろす様にコームで整えます。
内股の被毛も外側同様にコームで整えます。
最後に獣毛ブラシでボディのコートを毛並みに添ってブラッシングしてフィニッシュ。
無論、この間ママ さんは、八面六臂の活躍でキッチンを中心として家の中を駆け回っております。
ちぃ君 たちのお髭のシャンプーは、ママ さんの担当です。
パパ は、彼ら を抱きかかえる担当です。
6:40
朝のお手入れが終了し
やっと私達の朝食の時間がやってきます。
7:40
慌ただしい中を出勤の身支度うを整え家を出ます。
お留守番頼んだよ ・・・ 。
良くブラシを通し
良く洗い
良く乾かす
これを念頭に置いてお手入れされていれば白さは取り戻せるものと思います。
品質が良いシャンプーを選ばれていれば被毛の傷みは、ほぼ心配ありません。
中途半端に汚れたままにしておく方がかえって被毛の傷みの問題が心配です。
被毛の白さの維持は、洗ってしっかり乾燥させる。
これが基本のお手入れと思っております。
お口周りは、食べ物の色や、油分等で黄ばみがちですが
食後、落ち着いたら洗ってあげれば何の問題もないと思います。
また、ヨダレはタオル等で拭いただけでは髭やけの解消にはなりません。
シャンプーしなくても水道水でも良いですから洗ってから乾燥させてみて下さい。
乾き方が格段に違うはずです。
とにかくいつまで被毛が湿った状態は良くありません。
一刻も乾燥させておくことが大切です。
ぬるま湯でしっかり下洗いしておけばシャンプーは、軽く済ませる程度でいいと思います。
特別な薬剤等を使用しなくても済むと思います。
ただし、時間は掛かります。
被毛の日々のお手入れとトリミングを繰り返すことで
被毛は、本来あるべき白さを取り戻します。
ちぃ君&もっ君の場合、髭ヤケは夏場のヨダレの季節を我慢すれば問題ないようです。
涙ヤケに関しては、乾燥を心がけていればほぼ8か月位でで綺麗な状態になると思います。
その場合、トリミングの時に少しずつ赤くなった被毛を落としていけば時間が短縮されます。
ただし、体質や毛質によって汚れ方や汚れの落ち方にかなり差がありますので
気長にお手入れに取り組んで下さい。
朝昼晩お手入れは、ほぼ一日ありますのでコツコツやって行きましょう。
無理のない範囲で、気長に ・・・ 。
それが彼らと暮らす私たちの義務であり責任であると思います。
ハイ !
by ちぃ君 & もっ君 の パパ