いつも綺麗でいてほしい
いつまでも綺麗でいてほしい
誰もが願う事だと思います。
しかし、何もしないでいれば汚れもするし
被毛も伸びて理想の姿から遠ざかります。
それを全て人任せにしていれば、お金もかかります。
少しでもと思われるのならば、やはり自らの手で出来る範囲の事をすれば節約できます。
何よりも自らお手入れできるという事は、
彼らにとっても、私たちにとってもとても幸せな事だと思っています。
彼らを自分が思うようにお手入れできて、その結果が自分の想像していた様になった時
私たちはこの上ない充足感に浸る事が出来る。
彼らにとって信頼できる者に自らを委ね身繕いをしてもらう
彼らは、信頼できる者を独り占めし、この上ない安心感に浸る事が出来る。
お互いに楽しく心地よい時間を共有できる。 ・・・ と私は思う。
そこまで行くのには時間がかかるかもしれないが、そうなる事が私の理想だ。
彼らが我が家に来た時から体のあちらこちらを触った。
嫌がっても触った
耳も、鼻も口も、口の中も、シッポも、四肢の指先も、○○玉も ・・・
体中全てを触った
意味もなく触った彼らが嫌がっても嫌がっても触った。
そして、いつの間にか彼らは根負けしたのか嫌がるのをやめた。
これはブリーダーさんから彼らを譲り受ける時に教えていただいた注意事項でした。
体を触られる事になれさせる事。
彼らは、この事のおかげで、殆んど嫌がらずに私に身を委ねお手入れさせてくれます。
きっとあなた方の家族もそうなってくれるはずです。
多少の違いはあるかもしれませんが ・・・ 。
たいていの仔は、嫌がって逃げ回ります。
キャンキャン泣きわめきます。
それでも根気強く触ってあげます。
彼らと過ごす期間とあなた方の根気強さが全てを解決してくれるでしょう。
そこからあなた方の、あなた方らしいお手入れが始まります。
先ずはブラッシングから ・・・
ブラッシングは、毎日される事をお勧めします。
毛玉が無い状態が望ましいので、朝と晩二度は被毛の状態を見ながらブラッシングしたいものです。
ブラッシングによる皮膚への刺激が血行を促し発毛を促進します。
毛量が少ないとお嘆きの方の中には、日常のブラッシングが少ない方が多いようです。
また、毛玉が無い状態が維持できればブラッシング自体彼らも嫌がる事は無いと思います。
力任せに引っ張って痛い思いをさせ続けるとコームやブラシを見ただけで逃げ出し様になりますよ。
ブラッシングやコーミングは、されている最中も終わった後も
気持ち良いものだと思わせる事が大切です。
そして、毎日こつこつと継続して行われる事が大切です。
毎日される事で、彼らの皮膚や被毛がどのような状態にあるかが分かってきます。
皮膚病は、早期発見が早期治癒につながりますので
この事を心がけてお手入れされる事をお勧めします。
毎日が面倒だと思っていると、意外なところで痛い出費に驚かされる事になります。
健康な皮膚には、つややかで美しい被毛が宿ります。
この事を是非お忘れなく。
またシャンプーは、質の良いものを使用される事は当然の事なのですが
ぬるま湯による下洗いをしっかりしておく事で汚れのほとんどは落ちています。
シャンプーはあくまでもぬるま湯や水で落ちない油脂分を洗い落とす為の物と認識して下さい。
化学合成された表面活性剤が主成分のシャンプーは、必要以上に油脂分を落としてしまいます。
本来彼らが被毛に必要な彼らの体自身で作りだした油脂分のほとんどを洗い落とす事のないよう
シャンプーの用法要領を良く確かめてお使い下さい。
ご自分の手が荒れてくるようでしたら要注意です。
また、シャンプー液は、良く洗い落とす事をお忘れなく。
しつこいぐらい洗い流すぐらいでちょうど良いと思います。
洗い落とされないシャンプー液の成分によって、皮膚病や被毛の傷みといった症状の原因となります。
アレルギー性皮膚炎だと思っていたら、シャンプー液による乾燥性皮膚炎、刺激性皮膚炎だった
という症例もあるようです。
シャンプーも彼らそれぞれに合う合わないがあるので色々試される事も考慮して下さい。
良いものと言われているシャンプーは、毎日使われても良いくらいだそうです。
ただし、彼らの皮膚は、人以上にデリケートですのでご注意ください。
被毛の変色に、四肢先の舐め癖が原因の物があります。
特に、四肢先の舐め癖は、これを解決することで髭ヤケも解決できる事があります。
四肢先の指の間を清潔に保つことで、雑菌の繁殖を抑え、
匂いや痒みを防止する事で舐め癖が収まって行くものと思います。
良く観察していると、匂いを嗅ぎながらペロペロなめているようです。
そして舐める事によって皮膚が荒れ痒みが伴ってくるようです。
よく、足先は濡れタオルで拭き取る程度で良いと言われる方がおられますが
これはどうでしょうか ・・・ ?
私は、一つ大事な事が抜け落ちているように思います。
それは、拭きとった後、良く乾燥させておくという事です。
湿ったままでは、雑菌が繁殖しやすい環境のままであるという事です。
体温と水分・汚れにより雑菌は繁殖しやすい環境が整います。
こういった環境の一部でも取り崩せば雑菌の繁殖は防げるはずです。
乾燥を心がけて下さい。
また、ノルバサンシャンプーなどの殺菌作用のあるシャンプーを一定期間 ( 数日間 ) を
間隔を開けて使われるのも良いかと思われます。
肉球の間は汗ばむので清潔に保つことで臭いや皮膚病の発生を抑える効果が期待できます。
匂いや、痒みが無ければ舐める回数も減ってくるはずなので
舐め癖の解消につながって行くと思います。
シャンプー類の成分が付いたままですと肌荒れの原因になりますので
最後の水洗いは念入りにされるようにして下さい。
当然、その後の乾燥も十分に行って下さい。
被毛に良くブラシを通して
被毛を常に清潔に保って
被毛をしっかりと乾燥させておく
この三つの事柄を念頭に置いて毎日のお手入れをされれば
彼らの被毛は、本来の美しい被毛となる事と思います。
これは、白い仔だけに言える事ではありません。
どの仔にも当てはまるお手入れ方法です。
時間は掛かりますが、これが一番早くて確実な方法であると思っております。
ハイ !
by ちぃ君 & もっ君 の パパ