耳のお手入れは、日頃のお手入れの中で最も手がかかり危険も伴います。
先ずは外耳道のクリーニングです。
用意するものは
綿棒
鉗子
脱脂綿
スキンローション又はイヤーローション
私のお手入れ方法は、あくまでも我流ですので参考程度にと思って下さい。
十分な照度を確保します。
部屋の中を明るくして、補助照明があれば準備します。
鉗子
補助照明 ( ヘッド・ランプ )
床に足を投げ出して座ります。
彼らを太腿の間にはさみ体を固定します。
補助照明で彼らの耳の周囲に照明を当て明るくして作業ます。
通常は、鉗子に適度な大きさの脱脂綿を巻き付け
スキンローションを浸み込ませたもので外耳道内を1度拭きます。
鉗子を使われた事の無い方は、 綿棒 の方が扱いやすく安全でしょう。
外耳道内の汚れが付きますので新しい脱脂綿に交換して同じ座業を繰り返します。
汚れ具合を見ながら、汚れで脱脂綿の変色がなくなるまで行います。
綺麗になったら、脱脂綿にスキンローションを付けずにから拭きして仕上げます。
この時、鉗子は左右の耳の手お入れ用に2本用意したいものです。
どちらか片方に耳の病気があった場合の事を考えて右耳用、左耳様と分けておきたいものです。
もし、1本しか無い場合は、鉗子を洗浄しながら右耳、左耳と順に作業します。
片方の耳に病気があった場合、良い方の耳まで病気をうつしてしまう場合があるので注意したいものです。
また、多頭飼いの場合は、それぞれの仔専用の物を用意された方が感染予防の面からお勧め致します。
外耳道のクリーニングは、週に1回ぐらいはしてあげたいものです。
我が家では、シャンプーに合わせて行っております。
特に、断耳していないナチュラルイヤーの仔の耳は蒸れやすく注意が必要です。
時々匂いを嗅いでみて強く匂うようでしたら回数、間隔に関係なく
外耳道のクリーニングをされる事をお勧めします。
最後に、脱脂綿にスキンローションを浸み込ませたもので外耳の汚れを落としてあげて終了です。
また、ノルバサンオ・チック ( 耳洗浄剤 ) を併用する事も効果的です。
いずれの方法も初めての方は、獣医師またはトリマーさんに指導していただく事をお勧め致します。
この他に、外耳及び外耳道内の被毛の除去作業があります。
これもクリーニングと同じく獣医師またはトリマーさんに指導していただく事をお勧め致します。
特に、外耳道内の被毛の除去は、外耳道を傷つける危険性が高く危険なお手入れ作業ですので
ご注意ください。
彼らの嫌がるお手入れの代表格が耳のお手入れです。
常に申しておりますが、彼らがいかに体の各部分を触られ慣れているかで
お手入れのしやすさが違ってきます。
いきなり慣れないお手入れをされると怪我はもとより、
その他の日常のお手入れにも影響が出かねませんので
慎重に少しずつ行われる事を心がけて下さい。
無理は禁物です。
少しずつご自分の手で大切な彼らへのお手入れを始めてみて下さい。
ハイ !
by ちぃ君 & もっ君 の パパ