白いミニチュア・シュナウザーの楽しみ方

その白さゆえに、単調な色調ゆえにボケてしまいがちな全体像は
メリハリの利いた他の色のミニチュア・シュナウザーと比較すると
少しだけ物足りない時があるかもしれません。
そんな中での白いミニチュア・シュナウザーの楽しみ方は ・・・　

短く刈り上げてしまうよりも少し長めがいい
ある程度の被毛の長さがいい
単調な色調に被毛の流れの美しさを見る ・・・　
白いミニチュア・シュナウザーにはこういった楽しみ方があります。　
スタンダードスタイルのシルエットを楽しむとともに毛並みの美しさも楽しむ。
何回かトリミングを重ねるうちに
キッチリ３mmにカットした短い毛足の絨毯の様な被毛よりも　
少し毛足の長い被毛の織り成す様が何故かだんだん味わい深く感じてきました。
あまり長過ぎず、さりとて短過ぎず、その中庸な味わいを愛でる ・・・　
とても微妙な長さでありその旬は短いようです。　
見ごろは、カット後、数日後から１０日間ほどの間のようです。
ブラッシング後の整った毛並みは、まさに柾目の美しい銘木を眺める様です。　
間引き抜き直後のカットよりも２～３回目のころが地肌の透けが目立たず美しく見られます。　
長く伸びた被毛が束になり 『 割れ 』 という現象がおきるまでの僅かな期間です。







これは、ストリッピングをしたからこそかもしれません
体に貼り付く様なコートを得たからかもしれません
純白という特徴を犠牲にしたからこそかもしれません
被毛の流れは、風が彼らの体の表面を撫でながら流れていく様を見るがごとく ・・・　
被毛の流れが織りなす文様は美しい ・・・　
こうしてお手入れを振り返ると、４～６周に一度のカットを無意識のうちに行っていたような気がいたします。







ショードッグを作り上げるほどの難しさも無く楽しめるお手入れです。
完璧を望む方には物足りないでしょうが ・・・　
白いミニチュア・シュナウザーをスタンダードスタイルで眺めて楽しむ一つの方法と思っております。

ハイ !


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