「偏愛」するものをまたひとつ発見しました。
お世話になっている整体の先生に教えてもらった歯医者さん。
電話の受付からしてものすごく感じがよく、病院を訪れてみると想像通りめちゃくちゃかわいくて優しいおねえさんが対応してくださり、壁には感じのいい絵がかかっていて、衛生士さんも先生も、ものすごく優しい。
そして腕がよい。
歯医者さんに行ってこんなに幸せな気持ちで帰ってきたのは初めてです。
「偏愛」は、斎藤孝『偏愛マップ』のなかの言葉で、その名のとおり、「偏って好きなもの」。「ちょっと好き」じゃだめで、偏ってないとだめ。
偏愛するものを一枚の紙に書いたマップをお互い見せ合いながら会話すると、
偏愛どうしでいい人間関係が築けるというのが、斎藤氏の論。
いまはずいぶん廃れてきた「ノミ二ケーション(お酒をのみながらコミュニケーションすること)」のかわりにとりいれたら職場の人間関係や合コンがうまくいく、とか。
大学で教えている友人のなかで何名か試してみたひとがいて、みんなけっこううまくいったらしいです。
そんな授業、おもしろそう。
本の中には、岡本太郎、向田邦子、寺山修司、ジョン・レノン、坂口安吾の偏愛マップがでてくるのですが、どれも変。そして偏。
電車のなかで読みながら、吹き出しそうになること数回。
「偏って愛してるもの」ってなんかいいですよね。
偏って愛しているものについて熱く語っているひとってなんだかかわいい。
人生の中で、偏愛するものをたくさんみつけるのが目標です。