「言葉ってものは、傷つけもするし、幸せにもする単純な文法です」。こちらも樹木希林さんの名言だ。確かに“口は災いの元”だ。思っても、腹に据えるのが理性でもある。しかしそれを我慢出来ない人が居るから、色々な問題が浮上するのだろう。個人のストレスやらの問題もあるが、相手に悪い点があれば、言ってやるのも正義だ。だが人との距離が近く、人間性が高かった時代とは違い、親や学校が碌に子供を叱れない現在は、人との距離が遠すぎ、ややもすれば事件にも成り兼ねまい。モンスターペアレントは、そんな手抜き教育の完成形とも言える。世知辛い世の中である。そんな大人が集まったのが、国会で騒ぐしか脳のない左派系野党とも言えないだろうか?そんな感じがする。話は変わるが、先週土曜日の池上彰さんの番組に岸田総理が出ていた。その印象だが、とにかく腰が低い。人柄も良く、一目で「良い人だな?」と解る。なので終始好印象だった。それが一般の人ならば良いのだが、政治家で、然も総理となれば話が違う。強い意思を持ち、国家を守らねばならぬ。勿論、国益もだ。つまり対する国の国益に似合う、自国の国益とのバランス感覚が必要だ。だが親中や親韓の政治家さんは、必ずしもそうではないので、嘗ての「民主党政権」時代は酷かった。(中共の方の)中国や韓国への優遇。まるでその国の政府みたいな状態だった。おまけにソッチ系のテレビ局も、そんな政府に準ずる放送内容なので、朝から晩まで中国、韓国だった。だから自民党政権が、安倍晋三総裁が総理を務めた時代が際立つ。特に日韓関係については、その言い分は聞かず、特亜側の歴史観をひっくり返していった。それが出来たのは、特亜諸国は歴史観が嘘だらけだったからだ。程なくして立場もひっくり返り、ようやく国際社会に於いても日本の立場が回復し、覇権行為を繰り返す、中国への包囲網まで作り上げた。だから安倍氏は国際社会での評価が高い。
それが今やである。また民主党政権時代の感覚に戻っていないか?折角、安倍内閣時代に付けた日韓関係の折り目が無くなった印象がある。韓国政府で未解決な問題が、そのままなのにアッサリと日本政府から妥協してしまった。人の良さと政治は別なのだ。特に外交に於いては弱く、外務大臣時代のスキルが全く活かされてもいない。しかしそれ処か、(ユネスコの歴史遺産登録(軍艦島)に於いて)朝鮮人の「徴用工問題」を助長させた当人が、現在は総理なのだから「こりゃあどうしようもないな?」と落胆してしまう。それが現総理の岸田文雄氏である。色々とガッカリだ。
その韓国政府だが、こんな記事が上がるのは、やはりそれなりの思惑があったと言う事か?こちらは、大韓放射線防御学会放射線安全文化研究所長のイ・ジェギ氏が、福島第一原子力発電所の放射能問題に触れ、朝鮮日報に寄稿したものだが、イ氏曰く、その希釈した処理水について「これが魚介類に影響を及ぼし、国民の健康を害するという主張が成立するだろうか。最初から話にならないのだ」と解いている。その上で「福島第一原発からの放流に反対する根拠が科学的でないなら、放流は阻止できないのはもちろん、結果的に韓国の放射能恐怖により韓国の水産業界だけが被害を受ける可能性が高い。この行き詰まりから逃れるには、冷静かつ科学に基づいて事実を直視する雰囲気をつくり上げていかねばならない」。としてるのだが、今までの韓国での世論の真逆だ。擦り寄った印象もあるが、単に用日だけで済ませて良い見解だろうか?これは考察をしてみる必要もありそうだ。
福島第一原発、恐怖ではなく科学を【寄稿】
https://news.yahoo.co.jp/articles/136008f5aaa72a1da9d60e1e9a5a9294d5b92a16
「私の祖国だから言える…韓国は日本に『謝罪しろ、カネを出せ』といつまで言うのか」被爆者で日本球界のレジェンド、張本勲さんインタビュー(下)
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/05/13/2023051380029.html
その日韓関係だが、元プロ野球選手の張本勲さんが、こんな事を言っていた。「言ったら大変なことになるから誰も言わないけど、私は日本人ではなく在日韓国人だから、(韓国は)私の祖国だから言いますね。いつまで日本に『謝罪しろ』『金を出せ』と繰り返さなければならないのですか? 恥ずかしいです。当時は弱肉強食の時代で、韓国は弱かったから国を奪われました。絶対あのようにやられてはいけなかったのに…。これからは韓国もプライド(自負心)を持って日本と対等に手を取り合い、隣国としてやっていけばいいのではないでしょうか」と。これは朝鮮日報による取材だが、張本さんは更に「(反日などと)そんなことを言う人たち、いい加減にしてほしいですね」「文在寅(ムン・ジェイン)前大統領が隣国(日本)を敵に回した時、私たち在日韓国人はとてもつらかったです。その分、今、韓日関係の雪解けを進めてくれている尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領には感謝しています」と。現政権には評価をしている。これは在日韓国(朝鮮)人の立場ではないと、解らない感覚なのかも知れない。その上で「尹さん(尹大統領に対する日本式の尊称)はやはり格好いいところがあります。韓半島(朝鮮半島)の真の男です」。「日本の岸田文雄首相も歴史問題について『心が痛む』と言いました。『謝罪する』という言葉は使いませんでしたが、(在日韓国人の)私には理解できます」と。とても参考になる記事だった。とは言え在日(朝鮮人)も様々で日韓併合世代と戦後世代は、明らかに違う。見方によって解釈も変わるものだ。