樹木希林さんは、生前にこんな事を言っていた。「私、とにかく今、一人でやっているでしょ。ここに来るのも一人、何をするのも一人。誰かに頼むとその人の人生に責任を持てないから」と。この言葉、見習いたい。一見、何でもない言葉だが、とても感銘を受けた。その人柄は、関係者の証言から浮かび上がる諸事情も、戦慄を覚える程に壮絶だが、希林さんは内田裕也さんと出会った事で、更に人生が深いものになっただろう。その辺の事は、当人しか計り知れないが、それだけに言葉の重みが違ってくる。これで希林さんの名言は終るが、改めて「凄い人だったな?」と偲ぶ事が出来た。さて巷の出来事だが、やはり澤瀉屋が一番の関心事になるだろう。それにしても、「親まで巻き込む必要があったのだろうか?」と思った。しかしながら父である四代目 段四郎さんに取ってみれば、我が息子である四代目 猿之助は、先代の兄が間を取り持ち襲名をさせた九代目 中車と同様のセクハラやパワハラが公になっては、「この澤瀉屋の名誉も台無し」と落胆するのは理解が出来る。現代は芸能人の破天荒振りを「芸の肥やし」の言葉で片付ける程、甘くはないのだ。
インターネットの普及により、どんな場所にも光が当たる為に隠せる事が無くなったのだ。だから噂話の真相まで明らかにされる。ジャニーズ事務所の創業者による性暴力が明るみになったのも、そんな時代故なのだ。それにしても澤瀉屋さんの事件は悲惨な事となった。舞台の方は松竹の計らいで、萬屋が代役等を務めたが、萬屋が地道なのも立ち上げた初代が、女で身を滅ぼした人物だったから尚更だろう。(二代目 獅童も一時は荒れたが、現在は大人しいのは、そんな初代の生き様を知っているからなのかも知れない。)何せそれで一家離散にまでなった。その先だが、此処で覚悟を決めなければならないのが、謹慎が解け、昨年末に復帰した九代目 中車だろう。現状では後ろ楯はないが、子息の香川政明氏は、五代目 市川團子を襲名しており、九代目共々に修行の場を探さねばならない。そこで萬屋に頭を下げる事が出来るかだ。重要なのは【澤瀉屋】の屋号を残す事だ。幸い萬屋の二代目 獅童は、成田屋の十三代目 團十郎(白猿)とは仲が良く、何かと協力をしてくれるかも知れない。梨園はそんな人間関係がものを言う。過去には梨園を離れ、戻って来てから大成した役者が居る。京屋の四代目 中村 雀右衛門(元七代目 大谷 友右衛門)さんだ。一時期、映画俳優だった。その雀右衛門と言う芸名は、元々割と軽いものだったが、四代目で大看板になった。未来を変えるのは、その人次第である。
猿之助さん「死んで生まれ変わろうと家族で話し合い、両親が睡眠薬を飲んだ」
https://news.yahoo.co.jp/articles/ec68e9de87ebf97e16d66ae21a0bccdbfe0c4fb8
韓国原爆被害者協会が広島で会見 「核のない世界を希望」
https://jp.yna.co.kr/view/AJP20230518004700882
トランスジェンダーの受験、模索する女子大 「お茶の水」が門戸開いたが…
https://news.yahoo.co.jp/articles/296ba7bddf9997ae017cc9d63df695cbe90a28b0
女装してスーパー銭湯の女性脱衣所に侵入か、42歳無職の男逮捕 従業員の通報で発覚=浜松市
https://news.yahoo.co.jp/articles/89740a0c26710afec761845df462b0995182fe45
フィフィ(FIFI_Egypt)
https://twitter.com/FIFI_Egypt/status/1658659762157031425?s=19
後は広島で行われている「G7」やらトランスジェンダー関連の話題だが、核軍縮の件は、一番の保有国である米国やらが中心となって、中国やら北朝鮮に、それを迫るのだから滑稽だ。核兵器に良いも悪いもないからだ。それは「LGBT理解増進法案」にも言える事で、まだ施行すらもされていないのに勘違いをする輩が居るものだ。「女装してスーパー銭湯の女性脱衣所に侵入か、42歳無職の男逮捕 従業員の通報で発覚=浜松市」てな記事があった。静岡放送によると「静岡県浜松市にあるスーパー銭湯の女性脱衣所に女装して侵入した疑いで、愛知県春日井市に住む無職の男が5月17日、逮捕されました」と。こちらは悪用だろうが、「少しは自分の頭で物事を考えれよ!」と思ったのが、西日本新聞の見出しで「トランスジェンダーの受験、模索する女子大 「お茶の水」が門戸開いたが…」と言う記事。既にこんな事例がある。ちなみに現時点では、まだ法律の施行すらもされていない。
それによると「「トランスジェンダーの学生が女子校・女子大に進学できないのは『学ぶ権利』の侵害に当たる」。日本学術会議による17年の提言後、同大を皮切りに奈良女子大(奈良市)、宮城学院女子大(仙台市)など少なくとも3校が続き、日本女子大(東京)が来年度からスタートさせる。検討中のところもあるが、約70校ある女子大では少数派だ」と。また日本学術会議だが、「『学ぶ権利』の侵害に当たる」。と言うのは些か飛躍をしていないか?これとトランスジェンダーは「別物だ」と思うのだが、如何なものだろう?これぞダブルスタンダードだ。そもそもこれでは「女子校」の定義からは外れてしまう。だから当事者が反対する法案なのだ。そこでその法案には、それなりの「利権が絡むのではないか?」と疑われるのだ。「人権侵害」と言いながら、女性の人権を侵害しているのだから訳が解らないのだ。つまりジェンダー平等ならぬ「ジェンダー上等」なのだ。だから利害関係が疑われる。