元祖 ひまうま本舗

「ひまうまの世間は、鬼ばかり?」後身blog

人間として?

2023-05-19 08:44:16 | 独り言


人が一生を終える時には、誰しも思う事だと思うが、女優の樹木希林さんも嘗てこう言った。「人間としてどう終了するか」と。これは永遠のテーマだと思う。そんな言葉を取り上げた前日に【澤瀉屋】さんが大変な事になっている。何せその四代目宅(当代 市川猿之助、父:市川段四郎)で一家心中である。それで意識が回復次第には「容疑者」扱いとなるのだろうが、テレビの報道バラエティー番組では、弁護士が、こんな解説をしていた。「①各自で自殺or事故だと裁判所が認めた場合→犯罪性なし無罪。②両親の自殺の援助をしていた、または心中に同意していた場合→自殺幇助罪(懲役6ヶ月~7年)、③無理心中(両親の自殺を了承得ずにおこなった場合)→殺人罪(死刑、無期懲役、5年~20年)」と。現実は厳しい。これ恐らくは当人(猿之助)の問題で、両親は関係ない。しかし屋号を貶した事となり、「思い余っての事だったのかな?」とさえ思う。そこで問題は後継者をどうするかだ。



正に「澤瀉屋は終わった」だが、四代目 段四郎の死は謎があり、諸事情から「落胆でもしたのだろうか?」としか言いようがない。結局、その原因は不明だ。しかし、これで先代が病(脳梗塞)に倒れず、現在もお元気ならば、こんな事にはならなかったと思うのだが、やはりこの襲名は早過ぎたか?思えば梨園からの縁が切れていた香川照之氏を「九代目 中車」に抜擢したのも焦りを感じてしまうし、そもそも歌舞伎には、演技上の経験もなければ、修行以前のド素人だ。なのにいきなり大名跡を継がせてしまった。(とんだ親バカだ。)それこそ先代の幼名(市川松尾)から襲名し、再出発のつもりで修行に励んで欲しかった。「大名跡を継ぐ」と言うのは、そう言う事だと思う。(それなりの順序はあるのだ。)さて【澤瀉屋】の今後だが、イメージは悪くなったものの、心機一転の覚悟で(香川照之事)九代目 中車が、「どれだけの踏ん張りが出来るか?」に掛かってくるだろう。既に子息の香川政明氏は、五代目 市川團子を襲名しており、2013年(平成25年)には、国立劇場10月歌舞伎公演「春興鏡獅子」胡蝶にて、国立劇場賞特別賞を受賞している実力者だ。どうにか親子で踏ん張って貰いたい。さすれば実績が過去を越えるだろう。それにしても大名跡を継いだ後の四代目と九代目は調子に乗り過ぎた。なので梨園での【萬屋】の起死回生を見習って頂きたい位だ。その小川家は、播磨屋時代に廃業をしているのだ。それ程に「中村時蔵」が、現在、五代目を襲名している事自体が奇跡なのだ。そこで今後の【澤瀉屋】だが、「屋号を残すか芸風を残すか?」が問題となるだろう。しかしながら梨園では「團菊左」不在の時代もあり、芸風が跡絶えた時期がある。なれど型が有名な芸風なれば、他の屋号の役者が継ぐ手もない訳でもなく、成田屋の芸を播磨屋さんが継承した時期もある。悲観はまだ早い。

【超衝撃事実】市川猿之助の今後がこちら・・・完全に終わった・・・
http://www.akb48matomemory.com/archives/1081287056.html
「お母さんは彼を溺愛していた」梨園関係者が証言する「市川猿之助一家に何が起きたのか?」
https://friday.kodansha.co.jp/article/311929
コメント
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