ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

忘れはしない妻の笑顔 そのぬくもりを・・・

2012-01-27 11:00:02 | 釣り
昨夜高校時代からの友人の奥様のお通夜に出席した。25日に亡くなったという情報が口伝えに広がり、翌日のお通夜なのに、奥様の人柄なのだろう3階の会場が超満員となり2階にモニターを設置して別会場が設けられた。友人の級友たちも留萌や鬼鹿から駆け付けた。

亡くなった奥様は、海外からの若者たちのホームステーを受け入れたり、今はやりの婚活の支援活動も活発に行い、良縁探しに奔走する親と、地縁血縁を超えて親たちをサポートし「世話焼きおばさん」として北海道新聞に掲載されたことがある(2009.11.29)。肝がんで闘病した期間も、ボランテイア活動に精をだしていた。

友人は鬼鹿出身、力昼寄りの有名釣り場が彼の家の前庭だった。留萌高校では応援団員として活躍し室蘭の大学を出た後、大手ゼネコンに入社し転勤先の滝川で奥様と出会い結婚した。彼は、クラス会では奥様の病気のことは伏せて明るく振舞っていたが、流石に25日は取り乱して号泣したようだった。電話を受けた級友は「彼は、壊れたんではないだろうか」と心配した。

お通夜の「お礼の言葉」のしおりを開いてびっくりした。亡くなった奥様へのラブレターが書かれていた。以下は、原文のまま。「忘れはしない妻の笑顔 そのぬくもりを・・・」
思い出される面影は、ぱっと花開くような明るい笑顔。面倒見の良さと姉御肌と申しましょうか、頼れる存在として、皆様にも慕われていたものです。分け隔てなく優しく、それでいて豪快な部分も不思議な魅力だったのでしょう。私たちからしても、妻の笑顔が我が家を照らし、ぬくもりで満たされる思いが致しました。病を患っても尚前向きさは変わらず、命の限りを尽くしてくれた妻。好奇心が旺盛で、新しい出会いや出来事を楽しみながら過ごしておりましたので、少し早すぎるように思える別れが惜しまれてなりません。家のあちこちに残る妻のなごりに寂しさが募る中、今はただ共に過ごした日々に思いを馳せながら、尽きぬ感謝をこめて両手を合わせます。