一度見たら忘れられないインパクトで、いまやあっちこっちに引っ張りダコのマツコ・デラックス。広末涼子、高岡早紀ら芸能界の美女から女子アナ、スポーツ選手、果ては谷亮子議員まで、マツコが気になるオンナたちの本性を鋭く見抜く。裏表紙より。
2010年10月の本に加筆・訂正をした本。
知りたいのは「オンナたちの方」じゃない。一体何がデラックスなんだ・・・?
そう、「あのデブはつまり何なの?」という謎を解くために購入したのデス。
1杯目 広末涼子「死に至る病」とはロリコンのことさ!(キリッ)
孤高に生きる凄いタマのオンナ
アタシがずっとヒロスエを追いかけるワケ
日本の男って、ほとんどがロリータコンプレックスとインテリコンプレックスにさいなまれながら生きているの。オンナは可愛くて柔順で、自分よりバカで何も言わずに従ってくれる人であるべき・・・・・・と思っている男ばっかり。稚拙で幼稚な連中が多いの。最初のうち、広末涼子もロリコンオタクたちから好かれる要素を持っていた。デビュー直後はまだ幼かったし、顔もああいうふうだから、一発ビンタを食らわせれば、すぐヤラせてくれるんじゃね?みたいなニオイもかもし出していた。日本のロリータ市場ではそういうオンナが強いのよ。演技がドーの、オーラがコーのという以前に、ロリコン男たちの需要を満たしていたワケね。
「能力が低い女」は嬉々として馬鹿にするのに、「能力が高い女」には難癖をつける傾向があるよネ・・・あれ?「女」に限った話では無くね?
ある種の「カワイゲ」が無い奴は男だって敬遠される。『オンナは可愛くて柔順~』じゃなくて「目下の人間は可愛くて柔順~」・・・ああ、つまり「オンナは格下」という意識はまだまだ根強いという話なのか。
ロリコンについて考えてみる。
「幼い=自分(大人)より能力が低いはず=自分が馬鹿にされる可能性が低い」・・・
「対等な相棒」ではなく「柔順な部下」を欲している、かな?
「男はプライドの生き物である」
「プライドが満たされるわかりやすい瞬間は他人に頼られることである」
「普段他人に頼られる場面が少ない(無い)から無条件に自分を頼る存在が欲しい」
・・・のかもしれない。
そう考えると、ロリコンは新興宗教のターゲットとして最適・・・!
「世界平和のために皆の力が必要なんだニャン☆」とでもやれば楽勝じゃね・・・
あああっ!!それをやってるのがAK
表現するとは生き様を見せることなにーかを変えるーこーとがでーきるーのはー
これはアタシの勝手な決めつけなんだけど、女優や歌手として大成しようと思ったら、絶対、結婚なんかしてられないんだよ。家庭に安らぎなんて求めちゃダメなんだよ。表現するってことは、生き様を見せることでもあるの。幸せな家庭があって、いい旦那がいて、子供がスクスクと育って、安らぎがあって・・・・・・ということは素晴らしいし、だれもが手にする権利なんだけど、それを手にするってことは、何か1つ失っちゃうことでもあるんだよ。
なにーかを捨てるーこーとがでーきるーものー
4時に目が覚めるのは習慣になってるけど、睡眠5時間だと足りてない感はする。
昼間寝られるタイミングは無いからなぁ・・・もう1週続けて慣れなければ、今は諦めるか。
なんせ睡眠時間の短縮は仕事をしていない時推奨だったしネ。
定めの星の下に生まれたオンナね「社会的な成功」と「幸せな私生活」は両立しない・・・
ま、よく考えてみたら、この人は凄いと思う女優や歌手で、私生活が幸せそうな人っていないよね。中途半端な人なら、いっぱいいるけど。そういう意味でいうと、広末涼子もオンナとして幸せになるタイプじゃないわね。ま、幸せそうな芸能人なんか、アタシ、あんまし興味がないけど。
しかし「何もかも\(^o^)/」という状況はいくらでも起こり得る。ヒドイ、ハナシ、ダナー。
19杯目 AKB48&西野カナ本 当 だ 。
アタシの商売、アガったりにするオンナたち
オタク的価値観はもはや日陰の身じゃなくなった
前田敦子がトップに返り咲いた2011年のAKB総選挙も、投票券の入ったCDを買わなきゃ参加できないってことなのね。広く浅く数多くの人に買ってもらうより、数が少なくとも深いファンに何枚も買わせる商法。コレ、客同士を争わせてキャバクラ嬢に貢がせるのと、同じ発想。
「アイドルオタク」と「キャバ嬢に貢ぐおっさん」て対極にいて、どっちも相手を見下してるもんだと思ってたけど、気に入った女のために散財してるんだから確かにやってること同じだわ。
両者のイメージの違いに惑わされて本質を見抜けなかったとは、不覚・・・!
エンターテインメント性で楽しめる部分がないから、テレビ見ていても、特に何も感じないのよ。そんなわけだから、女子高生が「AKBって、いいよね」と絶賛しているのが、わからないの。オタク的楽しみ方を見つけた一般人のメカニズムが、アタシには理解できないの。「総選挙でアッちゃんが1位だったねー」は「サッカー日本代表勝ったねー」程度の話でしか無いんじゃないっスかね?絶賛してるのは本当に一部だけで、あとはニュースで流れたから知ってる程度の、世間話のネタの1つにしか思ってないような。
「今日は友達とマックでしゃべりました」と同じ毒舌が多い本だけど、1番辛辣だと思ったのがコレ。
西野カナについては、よく名前を見るし、何か語る準備をしておこうとは思っていたんだけど、結局、知れば知るほどわかんなくなっちゃう。唯一、引っ掛かったのは、あのボキャブラリーでよく歌詞なんか書こうと思ったものねってことだけ。
他はいくらか語った上で「こういう点はどうよ?」って感じだけど、これは「特に語ることは無いけどあれはヒドイわねー」ってことだもの。
そして話は「西野カナの周りの人々」へと広がる。
あんな3歳児でもわかるようなフレーズじゃないと、今の若い人たちは共感できないの?そんなにアタマが悪いの?そんなに想像力がなくなっているの?あの稚拙な歌詞を見せられて、「小学生の読書感想文じゃないんだぞ」ってツッコミすらできないの?与えられたものを、何も考えずにそのまま受け入れているだけ。だから、あんな詞に対しても、「そうだよね。わかるぅ。友達と会えてよかったよね」ってなるのね。よく言えば「素直」なんスよ。
与えられたものを一々疑ってかかるガキは管理がメンドクセェじゃないスか。
つまり教育機関の計画通りっス。
あの日本を代表するレコード会社が、もうプライドを全部捨ててしまったということなのね。今頃、三浦百恵ちゃんが東京・国立の家で泣いているよ(ソニー出身よ)。何がイッツ・ザ・ソニーよ。どうせソニーからCMの話なんかきやしないから、何でも叫んじゃうわよ。敵に回してもいいわよ。あんなクソみたいな戦略を立てて、三重のオンナを売り出さなきゃならないほど、ソニーも会社が成り立たないの?それぐらいCDが売れなくなってしまったの?いくらでもやり方はあるんじゃないの?ノーコメント!ノーコメントでお願いします!
この先いつどこで何があるかわからないじゃないっスか!だからノーコメント!
与えられた「情報」を楽しんでいるだけなのね『ものすごい危機感を覚えている』のは、自分が痩せることに対してじゃないよね、これ。
今のヤツらが、面倒くさいものとかイタイもの、ウザイもの・・・・・・などを全部取っ払って、何もないことがお望みなのであれば、AKBや西野カナについて、もはやアタシが語ることはないよね。商売、アガったりだわ。ピザも頼めないわ。もう痩せちゃうわ。そしたら、ますます商売アガったりじゃない。悪循環だわ。ものすごい危機感を覚えている。
流れ的に「覚えているわ」が自然に思えるところを『覚えている』と言い切るところからも、
真剣に、今こそどげんとせんとい感を持っているように思う。
もうこうなったら、アタシ自ら、引っ掛かる存在になってやるわ。バカやりながらタレント活動するよ。それしか、食っていく道はないのかもしれないわね。マツコ、茶の間に立つ。
マツコ・デラックス氏はインテリすなぁ・・・「折れた時」がちょっと怖い気もする。
20人(組)のオンナの考察。
俺は半分以上顔と名前が一致しなかったけどどれも面白かった。
(例えば西野カナなんて「えーと、西野かな?」としか知らない。)
でも全部引用・考察してるとキリが無いから逆にバッサリカット。
毒舌とイヤミは違うというか、嫌いを嫌いと主張することについて考えさせられる本。
是非とも皆は新刊で買って、著者に新しいテレビをプレゼントしてあげてね!
9時/(^o^)\
土日も7時にしろよ!