今日の108円

1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

采配 落合博満 2011年11月17日 ダイヤモンド社

2015-06-19 06:45:54 | お金
孤独に勝たなければ
勝負に勝てない
勝利を引き寄せる66の言葉
帯より。
言わずと知れた「三冠王」の「勝負の方程式」とは・・・?



第1章「自分で育つ人」になる

孤独に勝たなければ、
勝負に勝てない


 自分の時間は一人で過ごしたいのに、グラウンド(仕事)では「どうすればいいですか」「何か指示を出してください」「これで間違っていませんか」という頼りなげな視線を向けてくる。
 それでは困る。自分一人で決めねばならないのだ。
「指示待ちは使えねぇ」と「勝手な判断で動くんじゃねぇ」を同じ人が言うから・・・!
絶対にこれだけはスンナをマニュアル化してくれよ。



大きな成果を得るためには、
一兎だけを追え


 1日、1日と生活していく中で、さまざまなことをそれなりにこなそうとすれば、どうしてもバランスを取ろうとするため、ひとつのことに深く取り組む、すなわち没頭することができない。そして、それを一定の期間継続すると、没頭するという感性を忘れてしまうのである。
むむむ・・・!

 自分の目標を達成したり、充実した生活を送るためには、必ず一兎だけを追い続けなければならないタイミングがある。進学や資格取得のための勉強、昇進を見据えた仕事のスキルアップ、独立を目指して青写真を描く時期。それだけに没頭して首尾よくものにできれば、また新たな道も開けてくる。奥さんや子供たちと楽しむ時間も得られるだろう。だからこそ、大きな成果を得るためには、何かを犠牲にすることもあるという覚悟もしておきたい。
「おそらくは狂気にすら近い感情に」
「身を委ねたのだ」
「5年」
「あるいは10年か」
「それのみに」
「没頭したのだ」

最近「没頭する」と言えるほどに何かをやってないなぁ・・・。



第3章 どうやって才能を育て、伸ばすのか

若手諸君、
成長したけりゃ結婚しよう
嫌だ!

 仕事とは、自分が生きていくために取り組むものだ。コーチのためでなければ親や兄弟のためでもない。ただ、結婚することによって、"家族のため"になると、おのずと取り組む気持にも変化が生まれてくるものだ。
「自分に何かあったら嫁と子供が生活に困る」
・・・と、取調室で話したクズもいることだし、コレも「人による」のは間違いない。

別の点でも考えてみる。
著者は「野球」という一兎を追うために「子育て」を犠牲にした(まぁ『しなかっというよりも、妻がさせなかった』だけど)と書いてる。

・「成長する」ためには結婚して家庭を持つことが有効(だから結婚しよう)
・「大きな成果」のためには何かを犠牲にせざるえないこともある(例えば子育て)

・・・どうなの?
家庭は自分のモチベーションのためだけに存在してるんじゃなくね?
「勝手だよ・・・・・・・・・!!!」
「畜生・・・・・・ッ」
・・・ってな感じで、子供がちょっとした騒ぎを起こす可能性だってあった訳で。
あっ・・・ノロケだわこれ。



第4章 本物のリーダーとは

明日のために切り替えるよりも、
今日という日に全力を尽くせ


 気持ちを切り替える場面で本当にしなければならないのは、ミスの原因をしっかりと精査し、次に同じような場面に出くわしたらどうするのか、その答えを弾き出してから次へ進むことである。気持ちを切り替えてミスがなくなるのなら、初めから切り替えた気持ちでやれば済むことではないか。私は「開き直る」という言葉も同じ種類だと分類している。
「同じ失敗を繰り返す人」に改善を期待することが間違いだと、1年たってもまだ理解しきれていない俺がいる・・・否、「いた」と言い切ろうではないか。
失敗の可能性を考えて行動するんじゃ足りない。失敗を前提に行動する。
・・・キャパ越えでロクなことにならない予感しかしねぇ。



第5章 常勝チームの作り方

職場に
「居心地のよさ」を求めるな


 どんな世界でも円滑な人間関係を築くことは大切だ。しかし、「上司や先輩が自分のことをどう思っているか」を気にしすぎ、自分は期待されているという手応えがないと仕事に身が入らないのではどうしようもない。物質的な環境がよくないと感じたら、上司に相談したり、改善の提案をすることは必要だが、人間関係の上での環境に関しては「自分に合うか合わないか」などという物差しで考えず、「目の前にある仕事にしっかり取り組もう」と割り切るべきだと思う。
仲が良い・悪い的な人間関係はどうでもいいけど、色々と「俺のとは違うなぁ」と思いながら定年まで働くのは無理だろうなと思う。
「やっぱ俺向いてないかも」
「働くことがさ!」




やはり「名将」と言われる人の本は面白い。
誰もが名選手として名を挙げるのに、監督としては「うーん、どうでしょう」と評価されがちな某ミスターの心理も少しわかった(ような気がする)。
1冊で複数の野球監督の方針がわかるなんて、お買い得ですネ!

「パワーCで広角打法あるけど他は低い」なんて認識は吹き飛ばされた本でした。