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ふしぎな取調室 警察の取調べで容疑者が「本当に」口にした信じられない供述 橘哲雄 2013年3月21日 彩図社

2015-06-17 06:02:23 | 雑学
はじめに
「事件の話を聞く場所」、それが取調室です。
 取調室では、被害者、目撃者・協力者等参考人、そして被疑者と呼ばれる人などいろいろな人が出入りし悲喜交々の話をします。
 その中で特に被疑者は、その罪から逃れようと性格、気質を剥き出しにして弁解、詭弁を繰り返して思いもつかない常識外れのことを言い出したりします。これらを私は「悪党の戯言」と呼んでいました。
 これから私が警察に勤務した中で記録していた日記から、実際に取調べで経験や見聞きしたこの戯言、「ふしぎな取調室」を紹介しましょう。
そういう感じらしいです、はい。

なお一部に当時は容認されていましたが、時代の流れや規則の改正等により現在では許可されていない内容もありますことをご了承下さい。
読み終わっても何の話なのかよくわからない。
「(バカ)被疑者」共の「(バカ)発言」集に許可するもしないもあるのん・・・?



第1章 ふしぎな取調室

供述その⑮
●窃盗(自動販売機荒らし)被疑者 25歳・男
取調室で逮捕状を執行した時
ヤクザが窃盗では
皆に笑われる
傷害か何かに
変えてもらえないですか?

⇒変えられるものじゃないし、笑われるような事件をやったのが悪い。
『皆に笑われる』て。
中学生かよ・・・ヤクザ()



第2章 こわい取調室

供述その○43
●殺人被疑者 33歳・男
妻を包丁で刺殺
生き返ってはいけないので
何回も包丁で刺しました
回数は覚えていません
もう生き返ることは
ないですよね?

⇒(何も言えない)
くだらなすぎてどうしようもない供述集にあって、唯一どう答えていいかわからない。



供述その○53
●窃盗(色情ねらい)被疑者 27歳・男
押収されたたくさんの下着を並べたところ3、4枚の下着を別にして
この下着だけは違います
外で盗んだのではありません
これは、妹の下着なんです

⇒妹だって怒るぞ。
なぜ同じ章にコレ・・・!
バカ供述集に徹すればいいものを、明らかに空気が違うものを混ぜるから!
15分で読み終わったのに朝からモヤるじゃないか!



第3章 あきれた取調室

供述その○58
●窃盗(かっぱらい)被疑者 33歳・男
建設現場から大工道具を窃取し入質換金した被疑者が
負けないぞ
今回は何を言われても
話さないぞ
頑張るぞ・・・

⇒今回も30分ももたず、すべてを自供。
もう少し頑張れやーい(チーン)
かっぱらいごときに「半落ち」を期待するのは無理にしてもネ・・・『今回30分』て。



本当に『常識外れ』な『悪党の戯言』が111個+重いのが1個。
締めの第5章には、取調べに関する「豆知識」がいくつか。
本当に豆・・・10へぇにも満たない程度だから、あまり面白くはない。
雑学本で読んだことがあるとか、そこまでに脱力したせいでもあるかな。

くだらなすぎて確認する気は無いけど、発言者の再犯率が高い気がする。
「犯罪の8割は全犯罪者の内2割の常習犯によるものである」と言われても驚かないッスよ。

しっかしあまりにもくだらない・・・200円でも損した気分
108円、いや50円でも自宅にはいらない。